About Dynamic HTML
ダイナミックHTML(Dynamic HTML)とは、今までのHTMLでは不可能だった、
自由なポジショニングや動的表現を可能にしたHTML技術の事です。
今まで、アニメーションなどの動的表現をする時、Javaやプラグイン、
GIFアニメーションなどの技術を使って表現していました。
しかしDynamic HTMLでは、JavaScriptやVBScriptなどを用い、HTMLの記述のみで、
比較的簡単に表現する事が出来ます。
なおかつ、ブラウザのブラウズ機能自身が持つ機能なので、JAVAやプラグインやなどと違い、
ページ全体を使ったより自由な表現が出来ます。
1999年11月現在、Dynamic HTMLをサポートしているのは、
Internet Explorer4.0及び、5.0と、
Netscape Navigator4.0及び、5.0です。
[長所]
- Style Sheet(CSS)で、コンテンツの自由なポジショニングが可能なため、かなり洗練されたデザインのコンテンツを作成出来る。
- ページのリロードを行わずに、ページコンテンツの再構築が可能。(アニメーションなど)
- JAVAや、プラグインなどの技術を使わずに、比較的容易になおかつ、素早く動的コンテンツが作成できる。
- HTML自身に記述するため軽い。
- プッシュコンテンツで活躍。
[短所]
- Internet ExploterとNetscape Navigatorの間でソースコードの互換性の問題がある。(ver.4ブラウザ)
- 上記のブラウザ以外では動かない。
●Netscape Navigator6.0のDynamic HTML
基本構図は、W3C-DOM + JavaScriptです。
Document Object Model(DOM)はW3Cで勧告された仕様に準拠しています。
●Netscape Communicator4.0のDynamic HTML
基本構図は、JavaScript1.2 + LAYER (+JASS)です。
NN4.0のDynamic HTMLは、<LAYER>タグを用いることにより、
自由なポジショニングや、JavaScript1.2を併用して画面全体を使った、アニメーションなどが可能です。
また、JavaScript Style Sheet(JASS)をサポートし、JavaScriptによるStyleSheetの記述が出来ます。
これにより、例えばJavaScript1.2を用い画面の解像度を取得して、それにあわせてフォントサイズを変更するなどの事が出来ます。
また、Dynamic Font技術により、サーバーからフォントデータを取得できます。
●Internet Explorer4.0のDynamic HTML
基本構図は、Document Object Model + SCRIPT (+ActiveX)です。
IE4.0のDynamic HTMLは、ページ内のほぼ全ての要素にアクセスが出来るのが特徴です。
例えば、指定のタグのアトリビュートをゲットしたり、タグ内のHTML文章を取得出来たりします(詳しくはサンプルを参照して下さい)。
また、ActiveXのマルチメディアコントロールを使用することにより、
動的で、インタラクティブなコンテンツを簡単に作成できます。
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