Eastman Kodak Co. VEST POCKET KODAK 1912
「写真月報」大正2年1月号広告 明治45年(大正元年)4月誕生の最初期型V P K |
1912年(明治45年) 4月、(米)イーストマン・コダック会社はベスト判カメラ(No.127フイルムを使用) ベスト ポケット コダック(V
P K)を発売する。明治27年から取引のあった小西本店はこれを直輸入販売する。「写真とともに百年」には「大正2(1913)年1月、小西本店に入荷したコダック(・・・・・・・・・)は、その後、戦争のためしばらくとだえていたが、同7年からふたたび姿を現わしはじめた。」とある。ただし同ページに明治45年(7月から大正元年)の小西本店の新聞広告にV P Kが載っている。春の娯楽用、中元の贈答用カメラとうたっているので米国での販売と同時に輸入されていたとも考えられる。 大正12年頃のV P K用フィルムと現像薬品 |
コダックカメラ (明治44年カタログより)
1885年(明治18年)にジョージ・イーストマンはガラス乾板にかわる紙製ロールフィルムを発明し、1887年(明治20年)にセルロイドベースのフィルムを開発する。このフィルムを使用する最初のコダックカメラは1888年(明治21年)に発売され、明治28年頃から小西本店で輸入販売された。 |
コダック手提カメラ | ||
零番 コダック | 単玉 | オートマチックシャッター |
1號 コダック | R.R. | ポケットオートマチックシャッター |
A1號 コダック | R.R. | ポケットオートマチックシャッター |
2號 コダック | R.R. | オートマチックシャッター |
甲3號 コダック | R.R. | オートマチックシャッター |
甲3號 コダック | ザイス3類2番 プロター | オートマチックシャッター |
甲3號 コダック | ゴルツ3類0番 ダゴール | オートマチックシャッター |
甲A3號コダック | R.R. | オートマチックシャッター |
甲A3號コダック | ザイスB2類 番 テッサー | コンパウンドシャッター |
乙3號 コダック | R.R. | オートマチックシャッター |
乙A3號コダック | R.R. | オートマチックシャッター |
パノラマコダック1號 | R.R. | パノラマシャター |
パノラマコダック2號 | R.R. | パノラマシャター |