- ■File System Objectについて
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File System Objectは、スクリプティングランタイムに組みこまれているActiveXオブジェクトです。
WSHやHTAでファイルに関する操作を行う場合、
このオブジェクトをスクリプトから呼び出す必要があります。
- ■スクリプトからの呼び出し方法
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File System Objectを呼び出すには、ActiveXObjectオブジェクトを利用して呼び出します。
var fs = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject");
上記の様に呼び出す事によって、変数fsにFile System Objectが呼び出されます。
WSHの場合はCreateObjectメソッドを利用して、以下の様に呼び出す事も可能です。
var fs = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject");
- ■用途別命令一覧
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File System Object(FSO)を利用したファイル操作について、用途別に利用する主な命令を紹介します。
なお、各命令の構文などはここでは触れませんので、
各命令の構文などの仕様については、Microsoft社提供の
JScriptリファレンス("Microsoft Scripting Runtime Object の機能") を参照してください。
- ファイル・フォルダの存在確認 : FileExists / FolderExists
- ファイル・ファイルの移動 : MoveFile / MoveFolder / Move
- フォルダ・ファイルの削除 : DeleteFile / DeleteFolder / Delete
- フォルダ・ファイルのコピー : CopyFile / CopyFolder / Copy
- 新しくフォルダを生成する : CreateFolder
- 新しくファイルを生成する : CreateTextFile
- ファイルを開く : OpenTextFile / OpenAsTextStream
- 開いたファイルから読み出す : Read / ReadAll / ReadLine
- 開いたファイルに文字列を書き出す : Write / WriteLine
- 指定パスの絶対パス取得 : GetAbsolutePathName
- 指定パスのドライブ名取得 : GetDriveName
- ファイル・フォルダ名取得 : GetFileName
- ファイル名から拡張子取得 : GetExtensionName
- ファイル・フォルダの容量 : Size
- ファイル・フォルダの作成日・利用日・更新日 : DateCreated / DateLastAccessed / DateLastModified、
- ファイル・フォルダの属性 : Attributes
- 指定ドライブの最大容量・空き容量 : TotalSize / FreeSpace