＜資料＞組合結成アピール
友だちと遊べない子どもたち
深夜まで塾通いをしている子どもたち
けんかの程度を知らない子どもたち
様々なストレスから衝動的な行動をする子どもたち
学校生活に適応できない子どもたち
剥奪される教育の自主性
強化される教職員への管理・統制
進められる反動的・画一的な教育活動の押し付け
深刻化する教職員の多忙化と健康破壊
横行する弱者いじめ・権利の抑圧
いま，教育は未曾有の危機に
その根源……臨教審路線
それに拍車をかけるもの…「連合」参加
なおまたそれに追随するもの…愛・中教組
昨年１月，ただ一片の通告
「中島教組は『連合愛知』『愛労評センター』への加盟を決定してきました」
組合って，何？
「組合は上からの伝達ばかりだ」
「職場にある問題を出すと，むしろおさえ込もうとする」
「１〜２年執行部を経験するとすぐ管理職になって，全く違う立場に立つなんて」
「来年には管理職になっていく執行部に職場の問題を解決できるはずがない」
いま，私たち教職員は
ばらばらにされ，一人で悩んで……
生き生きとした指導をしたい……
豊かに子どもを育てたい……
自らの良心にしたがって教育に当たりたい……
健康で文化的な生活をしたい……
人間らしく生きたい……
教育活動の面からも
教職員の権利擁護の面からも
まともな組合がほしい
「教え子を再び戦場に送るな」の決意を貫き
組合員・教職員の切実な要求で団結し
生き生きと職場を基礎にたたかう
真に組合員を主人公にした組合を
このような声の高まりと新しい組合運動への大きな期待の中で
教職員組合運動の歴史と積極的伝統を正しく継承する
新しい教職員組合を今日ここに結成しました。
中島地方の教職員の皆さん！
中島地方に新しい教職員組合運動のうねりをおこし，
子どもと教育・くらしを守るために
ともにがんばりましょう
１９９１年１月１２日
「中島地方教職員労働組合」結成大会