VNCでWindowsからアクセスする

現在VNCは色々なプラットホームに移植されており、ネットワークで繋がっている他のマシンをリモート操作するのにとても便利です。Unix系でも動くVNCがあり、これをインストールすることでWindows版のVNCからUnix系のPCを操作することが出来ます。ただし、Windows用のVNCは実際のデスクトップを操作しますが、Unix系のVNCはX-Windowで仮想のデスクトップを作成して操作します。
インストール
パッケージに入っているので、インストールは楽です。
VNCを起動する
インストールが完了すると「/usr/local/bin/」に「vncserver」がインストールされます。起動するには、実行ファイルにディスプレイ番号を指定して起動します。初回起動時にはパスワードを聞いてきますので、解析しづらいパスワードを入力します。
% /usr/local/bin/vncserver :0
You will require a password to access your desktops.
Password:********
Verify:********

New 'element.dip.jp:0 (matsui)' desktop is element.dip.jp:0

Creating default startup script /home/matsui/.vnc/xstartup
Starting applications specified in /home/matsui/.vnc/xstartup
Log file is /home/matsui/.vnc/element.dip.jp:0.log

%
VNCが正常に起動されると、ログインしているユーザーのホームディレクトリに「.vnc」ディレクトリが作成されます。このディレクトリに設定情報やログなどが作成されます。なお「xstartup」は「.xinitrc」と同様の内容ですので、好みによりカスタマイズ可能です。
WindowsのVNCから接続する
サーバー側でVNCサーバーを起動できたら、Windows上からVNCで接続してみます。上記の起動例ではディスプレイ番号を「0」番としていますが、この場合に使用されるポート番号は5900になります。(ポート番号の5900+ディスプレイ番号)
接続できると、なじみのある(と言うか懐かしい)、X-Windowの画面が表示されます。