別冊判例タイムズNo.16 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準
平成16年 全訂四版 東京地裁民事交通訴訟研究会 編
定価3,150円 出版は判例タイムズ社
解説は以下No.15の内容の通り。細かい相殺率の修正など。
このNo.16版が出された当時(平成16年12月頃)、全保険会社の全担当者が入手するには出版数が足らなかったのか、はたまた会社が一括購入をケチったのか(なんせ予算が組めない冬に出版されたので、その可能性はある)、出版されてからもしばらくの間は普及が遅れていた。で、保険会社間で過失割合の交渉をしていても片方が新版、片方が旧版なもので交渉が噛み合わず、結局「新しい判タをFAXで送ってくれませんか?」というやりとりが双方にあったとかなかったとか…(苦笑)。
No.15で、きちんと「東京地裁民事第27部(交通部)編」と編者を分かりやすくしたのに、再び「東京地裁民事交通訴訟研究会 編」と分かりにくくしちゃった。結局、27部の裁判官なんでしょ(苦笑)。
別冊 判例タイムズ No.15
民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準
平成9年・全訂3版 東京地裁民事第27部(交通部)編
出版は判例タイムズ社
交通事故の過失割合を決めるに際して、保険会社の実務でほとんど絶対的な基準として用いられる、いわば「査定担当者のバイブル」とも言うべき基本書です。
これを持っていない査定担当者は、はっきり言ってモグリです(笑)。そして、保険会社担当者全員が使う以上、ここに書かれた過失割合がもっとも妥当性があり尊重されるべき過失割合として扱われます。保険会社の担当者が「判例ではこうなってます…云々」と説明した場合は、ほとんどこの本のことだと考えて間違いないです。
さまざまなパターンに事故類型が分類され、それぞれに応じた過失相殺率が示されています。→中はこんな感じですね。
旧版(別冊判例タイムズNo.1)では「東京地裁民事交通訴訟研究会」という、実態のよく分からない(失礼!)研究会の手によって編集されていたのですが、新版になって「東京地裁民事第27部編」といういわば「交通事故の専門裁判官」によって編集されていることが明示されました。
旧版もほとんどこの「東京地裁民事27部」の裁判官達が中心になって編集していたんでしょうけど、その辺を明確にしたようです。当然ですね。
別冊 判例タイムズ No.1
民事交通訴訟における過失相殺率等の認定基準
1991・全訂版 東京地裁民事交通訴訟研究会 編著
ちなみにこの旧版、私事ですが、ちょうど会社に入社した時に全訂版として発刊され、それからズーッとこの6年半に渡って使ってきましたので、かなり読み込んだせいもあり、それなりにクタクタになってますねえ(笑)。一緒に修羅場をくぐった仲……と言いますか(苦笑)。
いやはや、大変お世話になりました。