Document: kana |
Date: 2001/02/11 |
このPlug-inの利用は推奨されていません。 今後は Dummy JPEG Plug-in と IFJPEG.SPI との組合せへ移行されることを推奨します。 本ドキュメントはこのことを記載するために更新されました。
本家 Susie Plug-in Package 0.05に附属のIFJPEG.SPIはプログレッシブJPEGには未対応でした。
IFJPEGV6.SPIをプログレッシブJPEGを読むことを目的に作成、公開しました。 1999年9月まで私の趣味と利用者からのフィードバックにより(速度以外の面で)機能拡張されました。
Progressive JPEG Plug-in Ver 0.11の公開。IFJPEGV6.SPIとしてのおそらく最終版です。
本家 IFJPEG.SPIもプログレッシブJPEGのβ版が公開されました。 その後、J6I、Exifへの対応をしていただきました。
本家 Susie Plug-in Package 0.06が公開されプログレッシブJPEG対応のIFJPEG.SPIが正式にリリースされました。 その後いくつかの不具合が修正されたSusie Plug-in Package 0.07(SPI32007.LZH)が公開され現在(2002/02/11)にいたります。
IFJPEG.SPIがプログレッシブJPEGに対応したことによりIFJPEGV6.SPIは引退することとなりました。 ただし、一部の機能的な違いがあり、これが必要な方に向けてDummy JPEG Plug-inというものをリリースしています。
このソフトウェアはメンテナンスが終了しています。 今後バグが発見されても修正されることはまずありませんが、 バグ報告自身はDummy JPEG Plug-inの方に反映していく予定でいます。 バグ報告をしてはいけないということはありません。
また、本ドキュメント作成時に既に以下の不具合があることが確認されています。
setup.batという単純なインストーラが付属しているのでこれをSusieを実行していない状態で動作させればほとんどの場合はうまくいくと思いますが、 NT4.0SP3/Win95a上でしか確認していません。またWin32s環境では動作しない筈です。 setup.batは次の手順を実行します。 setup.batがうまく動作しない場合には同様の事を手作業で行なう必要があります。
Susie Ver0.40以降を使用することで以下のPlug-inの設定項目を変更できます。 タスクトレイ上のSusieのアイコンをクリックすると表示されるメニューから [ファイル]->[設定]と選択するとSusieの設定用のウィンドウが表示されます。 このウィンドウのコンボボックスから[プラグイン]を選択し、 その時に表示されるPlug-inの一覧からifjpegv6.spiを探しその横にある [設定]ボタンを押すと本Plug-in用の設定ダイアログが表示されます。
「*.JPEG」や「*.JFIF」ファイルを[ファイル]-[ダイアログ]で表示させるために
Jpeg Plug-inでサポートされる追加の拡張子を指定できる様になりました。
指定された文字列は特にチェックしてませんので使用する際には慎重にやってください。
また関連付けを行うと他のアプリケーションにも影響がある事を念頭において操作してください。
何かあった時に元に戻す自信がなければ関連付けは行なわないでください。
実際の指定はPlug-inの設定ダイアログで行います。
指定は次のような感じで行います。
*.JPEG;*.JFIF
複数指定する場合は、上のように;(セミコロン)で区切ります。
一部のデジタルカメラが出力するExif、Tiff/EPフォーマットのJPEGファイルにお いて撮影日などの情報を内蔵DOC(コメント)として出力します。 またサムネイルファイルがある場合はプレビューやカタログ作成時に利用しようとします。
このオプションを有効にしている場合にExifファイルでありJPEGコメントも存在する画像ファイルではExif情報がコメントとして出力されます。 そのような画像ファイルにおいてJPEGコメントを見たい時はオプションをOffにしてください。
JFIFフォーマットの先頭に小さなヘッダらしきものがついたファイルを読めるようにするために最初のSOIマーカを検索します。 誤動作するようでしたらOffにしてお使いください。 また一部の画像関係のアプリケーションが作成するカタログファイルなどに反応することもあります。
Ver0.10からはJPEGファイル内のpixel aspect ratioをデフォルトで無視しています。 このため正しくpixel aspect ratioが記録されたJEPGファイルでは期待した動作をしません。 このような場合にはoffにしてください。
不正なpixel aspect ratioで記録するツールがなくなることを祈っています。
JPEG展開時のパラメータを指定します。通常はそのままでよいでしょう。 floatを指定することで品質が上がりますがかなり速度が低下します。
JPEG展開時のパラメータを指定します。通常はそのままでよいでしょう(機能している筈ですが設定ダイアログからは指定できません)。
JPEG展開時のパラメータを指定します。通常はそのままでよいでしょう(機能している筈ですが設定ダイアログからは指定できません)。
カタログ時に出力される画像サイズを指定します。 カタログ時に取得するサイズを1/4と仮定しているアプリケーションでは設定を変更すると正しく表示されない可能性があります。 このような場合には1/4を指定してください。 Susieではこの問題はありません。 またautoを選択した場合は元の画像サイズに応じて1/1〜1/8の間で出力サイズを自動的に選択します。
Exifサムネイルでは格納されているままの大きさで出力されるのでこの指定は意味を持ちません。
Exifサムネイルの対応度を指定します。 現状は埋め込みJPEG / 無圧縮(RGB) / 無圧縮(YCbCr)がデコード出来ますが、 無圧縮(YCbCr)は画像の品質がよくなかったためデフォルトではデコードしません。
設定ダイアログからは指定できません。 変更するにはレジストリの HKEY_CURRENT_USER\Software\kana\ifjpegv6 のExifPreviewLevelの値を変更します。 TIFF(YCbCr)もデコードさせるにはこの値をe(16進)にします。
ファイルと途中で切れているような場合にダイアログを表示して警告します。 警告ダイアログでは続行するかどうかを問い合わせます。 「はい」でデコード出来る範囲で表示し、「いいえ」で「破損ファイル」エラーとなります。 この際に「常に確認する」のチェックを外すとそれ以後確認しなくなります。 再度確認するには「破損ファイルを警告する」にチェックを入れます。
ここで言う破損ファイルとはデコード中にファイル終端に至ったものですが、 現在はEOIマーカをチェックしていないので必ずしも正確ではありません。
RICOH社のデジタルカメラDC-1/1S/2/2Lの画像ファイル(J6Iフォーマット)を読めるようにします。 これは従来あったJ6I Plug-inとほぼ同等です。 従来のJ6I Plug-inとの共存利用はしてはいけません。
DC-1/2で撮影した画像の左右の両端にあるゴミ領域を削除するための設定です。 上下左右の端から指定されたドット数が削除されて出力されます。
Sony社のデジタルカメラであるCyber-Shot(DSC-F1/F2/F3)の画像ファイル(PMPフォーマット)を読めるようにします。 これは従来あったPMP Plug-inとほぼ同等です。 従来のPMP Plug-inとの共存利用はしてはいけません。
PMPファイル内にある撮影時の回転情報を利用して出力される画像を回転させます。 ただし内部で使っているDIB操作ルーチンが24bitカラーしか扱えないのでセピアで撮影したものは回転出来ないと思います。
PMPファイルの色補正を行ないます。 これでしっくりくるのかどうかはちょっとわかりません。
J6Iへの対応のために青木康雄@kani さんが作られた解説文書を参考にしました(ブックマークを紛失してしまってURLがわからなくなりました)。 サンプル画像はみなみ@smlさんよりいただきました。 ありがとうございました。
[Exifをサポートする]場合に出力される可能性のあるコメント情報には以下のものがあります。 ただしデジタルカメラの種類によってはすべての項目が表示されるわけではありません。
Internet E-Mail: | VIRUS対策でここでは示しません |
NiftyServe: | VIRUS対策でここでは示しません |
Web: | kana's Home Page |
配布に関しては禁止させてください。 "どうしても"という場合はその理由を添えてお問い合せください。 代替の方法がなく妥当だと判断した場合は返事します。
お約束ですが、本ソフトウェアは無保証です。このプログラムの使用に起因 するいかなる事態も責任を負いかねます。利用者の責任においてお使いください。 またバグ・不具合の報告は受けますが作者には修正の義務などはないことはご承知ください。
バグ報告時には以下の項目についても確認してください。 またなるべく不具合の状況は詳しく説明してください。 報告を受ける方は報告内容からしか推測することができませんから 「こんなことは関係ないだろう」 と省略するよりは説明するようにしてください。
正直に言ってトラブル報告の大半は「トラブルシューティング」で解決出来ます。 もちろん私の記述が不適切なせいで記述してある項目に該当しないと思われることはあると思います。 その場合にも注意深くもう一度これらの項目を確認してください。
最後に、Susieという素晴らしいツールを作られた たけちん さんと利用しやすいJPEGライブラリをリリースされているIJG、 それと沢山のバグにも懲りずに使ってくださっている皆様に感謝します。
デコーダ部はIJG(Independent JPEG Group)が作成したjpegsrc.v6b.tar.gzを
ベースとしています。
This software is based in part on the work of the Independent JPEG
Group.