nCmd インストール説明書 [簡易] DocumentVer: 0.00α LastUpdate: 2002/07/28(Sun) Author: inokuchi 1. はじめに nCmdは2つのプログラム(npop3.pl, create_task.exe)から構成されます。 それぞれに対しての設定を行なう必要があります。また矛盾した設定をした場 合の動作については当方は関知しません。いえ、もともと関知しませんけど。 2. ファイル構成 以下のファイル群から構成されます。 $(nCmd) + npop3.pl ........... POP3サーバからメールを取り出し、特定のディレクトリ | に書き出すPerlスクリプト。 + user.env ........... npop3.plが使用する環境設定ファイル | 添付のuser.env.sampleを参考に作ってください。 +---- spool .......... 標準でnpop3.plがメールを書き出すディレクトリです。 | + create_task.exe .... npop3.plが書き出したメールファイルを処理し、タスクへ | 登録する。 + nCmd.ini ........... create_task.exeが使用する環境設定ファイル 添付のnCmd.ini.sampleを参考に作ってください。 2.1 npop3.pl の導入 (1) Perlの実行環境を整えてください。 また、npop3.plではNet::POP3, Cwdパッケージを使用しますので使えるよ うにしておいてください。 (2) user.envを編集してください。 user.env.sampleを参考に編集してuser.envというファイル名で作成します ファイル中にPOP3サーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを記述します。 また、メールのフィルタ設定も設定してください。 デフォルトはFrom, To, Subjectでフィルタリングするように書いてありますが、 利用形態に合わせて書き換えてください。 (3) npop3.pl を定期的に実行してください。 npop3.plコマンドをタスクスケジューラ等に登録して定期的に実行させます。 間隔等は利用形態を考えて行なってください。 (本当はリアルタイムでやりたい所ですが仕組み的に無理なので...)。 2.2 create_task.exe の導入 (1) nCmd.ini(環境ファイル)の編集 パラメータを各自の環境に合わせて編集してください。 ---------------------------- ここから ; create_task初期化ファイル ; パラメータリスト ; [environment] ; メールスプールディレクトリ(必須、フルパスで記述した方がいいかも) mail_spool=./spool [task] ; タスクスケジューラを実行するユーザ名とそのパスワード ; user: Windowsへログオンするユーザ名 ; password: userのパスワードを平文で(そのうち暗号化します) user=user password=password [authentication] ; 認証モード[Off:使わない/Plain:使う(プレインテキスト)/MD5:使う(MD5エンコード)] ; 現状は「Auth=off」のみのためuser, passwordは未使用である Auth=off user=user password=user's-password [mtv] ; MTVxx00ドライバインストールディレクトリ mtv_installed=C:\Program Files\canopus\mtv1000 ; 録画ファイル出力ディレクトリ ; -> の場合は$(mtv_installed)\ ; HKEY_CURRENT_USER\Software\Canopus\MTV1000\TVRUTIL\Scheduler\ParamFolder (directory?)を採用する output_dir= ; 録画時のデフォルトパラメータファイル ; -> 予め作っていたものを指定してください ; -> の場合は$(schedule)\MANUAL.DAT であると仮定されます parameter_file= ; 追加のパラメータファイル ; ファイルの内容は$(mtv_installed)$schedule\_$xxxxxx.pra(x:0〜9) ファイルから ; [TV], [INPUT], [OUTPUT]セクションを取り出して作ってください ; 指定しなければレジストリの値を使用します add_parameter=additional_parameter.ini ; スケジュールファイル格納ディレクトリ[Option] schedule=C:\Program Files\canopus\mtv1000\schedule ; TV-Recording Manager プログラム名[Option] tvman=tvrman.exe ---------------------------- ここまで 3. コマンドメールを送ってみる (1)携帯等からメールを送信します。 (※)2.1 (2)で編集したフィルタに一致するようなメールでなければなりません。 メールの本文に予約日・予約時間などを以下の書式で書きます。 DDHHMMhhmmCC DDHH等の意味は以下のようになります。 DD: 予約開始日 HH: 予約開始時(24時間制で記述します) MM: 予約開始分 hh: 録画時間(24時間制で記述します) mm: 録画始分 CC: 録画チャンネル 例えば、13日12:00から30分間 10チャンネルの番組を予約する場合には、メール本文は 131200003010 となります。 (2)メール受信の確認 実際にメール送信してパソコン側で受信される事を確認してください。 パソコン側で受信するとnCmd.iniの[environment] mail_spool で指定したディレクトリに 受信したメールが保存されます。 (3) タスクの確認 (2)でメールが受信されるとメールの内容に応じてタスクに登録されている事を確認します。 --- [EOF]