ビッグスワンは新潟駅からバスで10分、しかし、このバスに
乗るのに大変だったという報道があったので、19時半試合開始
だが、16時にはバス乗り場に向かった。
待ち時間0分の表示に「ほんまか」といいながら歩いていると
そのうち列が出来る。立ち止まることなくくねくねと歩かせられ
続けること30分弱、これを待ち時間なしと言うのだろう。^^;;

スタジアムを通り過ぎて裏から回り込む形ででかい駐車場に
到着。スタジアムの周りは何もない。スタジアムは目前。はやりの
流線型の形。前の芝生で1時間ぐらい家族でごろごろしていた。
まわりの雰囲気が日本のファンだけだったがワールドカップモード
になっていて楽しげだった。






















スタジアムは傾斜が急で見やすい。ビッグアーチを2層にしたような
感じである。



















日本 2−0 カメルーン

日本:鈴木2(8分、65分)

日本

    鈴木 西澤
      ヒデ
小野         明神
    戸田 稲本
  中田 森岡 松田
     川口

カメルーン

      10エムボマ 9エトー
        20オレンベ
3ウオメ            15ヌルアジ
  8ジェレミ   17フォエ
6ヌジャンカ  5カラ  4ソング
        1アリウム

 この日を象徴するプレイがいきなりあった。左前に出された
パスに反応した鈴木が、ヒデを押し切り自分で持ち込みセンタリング、
押しくもニアで合わせた西澤のシュートははずれたが、カメルーン
守備陣をくずすパターン。
5分には対するカメルーン、エムボマの強烈なヘディングシュートを
川口がパンチングで逃げた。
 そして鈴木が結果を出す。最終ラインから中田浩二が鹿島
でよくやる右前のスペースへのロングパス、これに反応した鈴木が
ワントラップから右足で左隅に蹴り込んだ。
 さいさきのいい先制点で安定している日本の攻守、いつ追加点を
取るかという状態だったが、なかなかとれない。逆に
日本は30分すぎに何度か決定的ピンチになるが、川口が早め早めに
動き事なきを得る。

後半も攻める日本は、前半ミスパスの多かったヒデを60分に森島に代える。
森島はいきなりチャンスを作る。そして2点目はこの森島の右からのセンタリング
を鈴木がヘディングシュート、正面だったがキーパーがパンチングミスで
2点目がはいった。

73分、西澤を中山に交代。2点差でリードする中、中山の懸命の
フォアチェックと泥臭いプレイはかっこよかった。
85分には服部が小野に代わる。最後まで安定した日本は、決勝
トーナメント進出を確定した。

鈴木は好調でこの後3点目の可能性もあった。よかったのは鈴木がいる
事で前に当てる事がキープにつながり、安心してビルドアップできる
事だ。
また、小野も終始安定したプレイだった。
守備では明神、戸田がよかった。戸田と組むことで稲本も攻撃に
積極的に絡めた。
そして川口、彼は本当にすばらしい。ただし、前に勇気につっこむプレイ
は、けがなく2002年のワールドカップを本当に迎えられるかを
心配させる。

 ビッグスワンからの帰りのバスからスワンを見たときの光景が、
中東のスタジアムから帰る光景と重なった。どうしても人工のイメージ
がある。(当たり前なんだけど)
 アルビレックス新潟の試合で当たり前のように人が来る時代が
あるのだろうか。その時は、人工の哀しい感じもなくなるんだろうけど。
いいスタジアムがなじんだ頃にここで試合を見てみたいと思った。

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