鹿島アントラーズ 2−1 コンサドーレ札幌

鹿島:アウグスト、羽田  札幌:和波

鹿島
        鈴木 柳沢
      ビスマルク 小笠原
        本田  熊谷
アウグスト ファビアーノ 羽田  名良橋
曽ヶ端

札幌
佐藤洋平、名塚、森、田淵、森下、和波、播戸、アウミール、山瀬、
大森

 ナビスコカップで出した二人の退場者の影響が心配された
鹿島だが、アウグストが入ったDFは安定しており、フォアチェック
からの守備が少なくとも前半は徹底されていた。札幌は
ウイルがいないので、いやなのは播戸だけ。ただ、羽田はまだ
J1のレベルではヘディングのレベルや守備のレベルが十分で
なく何度か裏を狙われたが。

 得点シーンは好調の柳沢のドリブルに札幌のDFがひっかけて
FK。これを新外人アウグストが直接入れてしまった。

アウグストは前半は完璧に近い内容だったが後半50分をすぎた
あたりから、わざとかどうかわからないがDFに戻らないシーン
が目立った。新聞によると、持久走で一番だったとか書いてあった
が試合の中では90分は持たないと感じた。また、守りよりは攻め
に持ち味があるような気がした。ただ、最近、コンフェデで見た
ブラジル代表もどきで、本当にブラジル人ってサッカーうまかった
っけって言う情けない状態だったが、今回の選手のなにげないプレイ
のなかのうまさはブラジル好きの私にはほっとさせるものだ。

札幌に同点に追いつかれた鹿島だが、やられるような感じは
しなかった。試合を決めたのはコーナーキックからのこぼれ球を
羽田が足で蹴り込んだ。

90分を通じて柳沢は本当によくなったと思う。
海外に出ていった選手が注目される日本代表だが、柳沢には
Jリーグを通じて一つ上のレベルに行く姿を見せてもらいたい。
問題はほとんど小笠原のミスパスとわけのわからないドリブルから。
実戦に戻らないとなかなか難しいのはわかるが、本山あたりに
代えた方がよかったと思う。

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