日本代表VS韓国代表


    城  カズ
  名波     中田
      山口    
   本田
   本田 ジョルジ
路木  井原 小村 中村
      川口

北島さぶちゃんの君が代に盛り上がる5万2千大観衆。試合前の国立 に国際試合のいいムードが漂った。サッカーにおける韓国の対戦は、 日本代表を愛する私には独特な気分になる。韓国サポーターの日本と 韓国、一緒にフランスへ行こうの横断幕に、心の中で握手を交わしていた。

 前半、プレスをかけない韓国に対し、日本は高いところから積極的に 枚数をかけてプレスをかけていく。そこから前線のカズ、城に早めに あてる、加茂監督の目指すサッカーを実践していたと思う。しかし、例に よってそこで止まってしまう。積極的に全然上がってこない左サイド 。路木は、DFを気にしすぎで、中盤やDFから真横に パスをもらいドリブルで攻め上がる時にはマークが常につく。 そこで勝負する姿には未来を感じるが、スペースにもっと飛び込んで 欲しかった。
右の中村は、中田が左に流れて右のスペースを作ったときに積極的 に上がるが、一歩タイミングがあわないのと、 センタリングというよりはカズさんどこという感じ。
城は、なんでもやろうとしすぎ。もちろんペアを組んでいるもう一人 のFWがなにもやろうとしないのが余計そうさせたんだろうけど。 カズは悪かった。もちろんマークがきつく転がされてはFKを得て いたが、でもボールが来ないとき、動き出さない。
本田、山口はボールを奪うところまではいいが、それで終わる。 山口と本田はもっと専門性をはっきりさせたほうがいいのではないか。
中田は中盤を広く右から左へ動きながらプレイをしててよかった。 (名波が中田に追い出され、苦しげにしているところもあったがでも 加茂さんのサッカーでは流動性がなかったので、ポジションが流れるのは いいことだとおもう。) シュートミスではずしたがそう言うところも含めて中田らしさが出ていた。 しかし、受け手が中田のパスを感じていない。一歩遅れる。

 後半、西澤を城に変えて投入。しかし、カズの調子を考えるとカズに 変えて西澤を見たかった。西澤は開始直後、絶好のシュートチャンスに 富士山シュートでわくを大きくはずす。
日本の動きが鈍ると共に韓国もそんなに負けなくなる。そして CK・ヘディングで得点を奪われる。
 ここから先、日本は本田にかえて森島、路木にかえて相馬、斉藤の 投入などするが、大勢は変わらない。大体FWの残りが岡野だけでは 手の打ちようもない。マイボールでも点がはいる感じがしない。 終了間際、ペナルティエリアでDF2枚の間でこけたカズのプレイに ホームタウンデシジョンのプレゼントPKが渡される。 決めたカズは、不調を忘れ(本人がもし 不調と感じてなかったら大問題だが)タコ踊りをしていた。
引き分けだ!!わーい!!という応援サポーターの横を冷めて競技場 を後にした。

・路木をいかすのに3バックにしサイドハーフにするという解も あったのではないか。これに懲りずに使って欲しい。
・加茂さん!!本当にカズと心中するの???

こんな事では日本も韓国もWCには行けないだろう。韓国のDFはあんな ものではなかったはず。東アジアのサッカーは本当に大丈夫か。

観戦記目次へ
ホームに戻る