横浜フリューゲルズ 4−3 清水エスパルス

 フリューゲルズは負けると鹿島の結果次第で優勝が決まるのでどんな事 があっても勝ちたい試合。また、ジーニョのホーム三ツ沢最後の試合。 ジーニョと言えば、鹿島ファンの私も、フリューゲルズ戦での好ゲーム を演出してくれたこともあり、特別の想いを持っている。

 7分山口からのタテのショートパスをジーニョが右から左に横切りながら 2タッチゴール!!!まず、フリューが先制点を奪った。
しかし、清水も悪くない。ショートパスとサイドからの崩し。長谷川健太以外 は。外人選手に金をかけないで、このメンツでよくやってると思う。

・フリューゲルズのサイドからの長いアーリークロスでDFの少し前であわ せるのが効果的。うけるのは服部。服部については後で触れる。
・ジーニョ!!切れている。今日で見納めが惜しい。

 後半、如々にエスパルスがゴールに忍び寄る回数が増える。60分すぎ、沢登 の左コーナーをニアでサントスバックヘッド、ヘディングシュー!! ゴーーーールルルル!!!エスパルスが追いついた。
 そして、興津を投入、そんなに背は高くないし、足も早いわけではない、 ドリブルが独特のタイミングでいきなり、DF3人の真ん中を抜けだし ゴール!!逆転。
 しかし、優勝への執念に燃えるエスパルスは服部が一度は真田に止められ ながらもリバウンドを落ち着いて決める。またも同点に追いつく。
 そして数分後、今度はバウベルが個人技でDFにつかれながらも ゴールを決める!!再逆転。
 フリューゲルズの優勝への執念を感じた。しかし、今日の試合はこれで 終わりではなかった。
 80分過ぎ。正面やや右よりからの直接FKを沢登が決め、エスパルス がまた同点に追いついた。
 90分を通じて、攻守の切り替えがはやかったが、最後の20分はほとんど ノーガード状態。やや大味にもなったが、しかし、ミスから許すゴールでは なく見応えがあった。

 延長にはいり、右サイドへのロングボールを服部が何度もDFと競り合い ながらうまく体を入れペナルティエリアに持ち込んだところで、清水DF が痛恨のファール。場内ジーニョコールが起こるが、バウベルが登場。 大丈夫かぁああ。しかし、落ち着いて左サイドに決めた。

・後半のジーニョはちょっと自分でやろうとしすぎたが、しかし切れていた。
・服部、DFの極悪が秋田ならFWの極悪はキミだ!!!見直した。昔 はファールするだけですぐボールをとられたが、キープできるようになった。 こうなったら徹底的に極悪を極めろ!!

 サッカーが好きで本当によかったと思うことが年に何回かあるが、今日 はそんな日だった。両チームの選手にはありがとうといいたい。

試合後、ジーニョのさよならセレモニーがあった。日本語での挨拶。 おんおん泣きじゃくっていた。多分今日、三ツ沢に来た少年少女は未来永劫 フリューゲルズとジーニョを愛するんではないだろうか。
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