ヴェルディ川崎 0−2 北京国安


ヴェルディは、今のベストの布陣で望んだ。初戦のホームでは確実に
勝ちたいところ。
   カズ アルシンド
    前園 北澤
    中村  哲
利美   林 白井  石川
     新吉
この布陣を見りゃまあ勝てるかと思ったんだけど。
スタジアムはがらがら2000人いなかったな。多分。しかし、
中国4000年の小応援団が楽しげに中国国旗を振り回していた。

代表組は途中から中村だけだったフロンターレ戦に比べれば攻め
ているヴェルディ、しかし、やはり崩せない。足元のパスが多く
大きくサイドチェンジしたとき、利美はまっちゃう、石川こうは
足元に止めすぎ、いずれもスローダウンして、サイドチェンジ
した意味がない。
 前園もカズもペナルティエリアから離れれば離れるほどドリブル
し、近づくと、消極的になる。アルシンドはもう全然ダメ。
キープはできないわ、ボールを迎えに行かないわ、ドリブルは
切れがないわ。
 中村忠が左サイドを抜けていくときだけチャンスになるが
折り返しのボールを競れない。これでは、本当にワンツーパス
ばかりで突破しなきゃシュートが打てない状態。
 一度前園が抜け出したがシュートはキーパーにはじかれた。

対する北京、7番、14番がうまい。23番の大きい中国人じゃない
男にあてて7、14が抜け出す速攻の方がずっといい形になる。
前半終わるまぎわ、おっきいのが打つとみせかけ、14がシュート
ゴーーーール!!
後半になっても全く同じ、ヴェルディ、アルシンドが一番ダメと
思ったが中ではまだたまを散らしていた前園が代わり、財前
財前のふわふわパスは全く意味がない。
最後にカズは足を痛め、永井と代わった。
後半にも、シュートのこぼれ玉にヴェルディの選手は、シュートコース
に入らず棒立ち、豪快にゴールを決められる。大喜びの中国人の皆さん。

寒い寒い日の寒い寒い試合だった。

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