ジュビロ磐田 3−2 鹿島アントラーズ
■鹿島
長谷川 マジーニョ
ビスマルク 増田
本田 ジョルジ
相馬 奥野 秋田 名良橋
洋平
■磐田
中山、名波、清水、奥、藤田、服部、
田中誠、アジウソン、山西、古賀、大神
前半、開始早々、アジウソンのロングボールに中山が奥野
と競り合いながらヘディングでゴールを決める。
いきなり試合が動き動揺する鹿島は、本田、ジョルジの
ポジションのバランスを欠く。また、増田の持ちすぎが、
やはり他の選手とのバランスをかき、マジーニョ、長谷川に
ボールがわたらない。
ビスマルクは神経過敏で自分の気持ちをコントロールできない
状態。前半は、基本的にジュビロペースで進んだ。
後半もメンバーを変えない鹿島に対し、ジュビロは攻め込みまたいきなり
2点目をゲットする。シュートのこぼれを中山が豪快にジャンピング
ボレーを決める。しかしこのまま終われない。
この後徐々に鹿島がペースを握り出す。ジュビロ陣深くに攻め込み
はじめ62分にはついにビスマルクが1点差に追いつくゴールを決める。
63分鹿島は柳沢を増田に変えて投入。
これで高い位置で柳沢が絡みだし、ファールもらいではあるが、ますます
相手陣近いところで試合が繰り広げられる。
ジュビロは中盤の運動量が落ちたと判断したのか名波を久藤、藤田を布部
に変える。しかし柳沢をつかまえきれないという問題点は解消されず、
柳沢は決定的チャンスもつかむがそれは阻止される。
ついにマジーニョが88分に同点ゴールを決めた。延長だ。
疲れの見える服部が94分に喜多に交代、それに対し、
鹿島は手を打たない。後半の流れの延長で鹿島ペースだった。
なんとか耐えていたジュビロは最後、中山が清水に出し、清水が持ち込み
ファインゴールを決めた。ナビスコで2試合連続で負けた鹿島
に競り勝ち、勝敗の意味で来週の第二戦が非常におもしろくなった。
・熱くなるということを勘違いしている選手が多々見られる。自分の
気持ちをコントロールできず、安易に格闘技に逃げていてはせっかくの
日本一を決めるはずの試合が台無し。選手には、サッカーを楽しませて
もらいたい。
・審判の岡田さんも黄色を乱発する割には、赤を出すことをためらい
試合を完全にコントロールできていなかった。次の試合誰がやるのか
しらないが、うまいゲームコントロールをしてもらいたい。
・しかし、そんな中でも両チームの特に日本人DFは後半からは安易なクリアー
よりもつなぎを意識している場面が多かった。
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