鹿島アントラーズ 3−0 ガンバ大阪


■鹿島

  柳沢 マジーニョ
 ビスマルク   増田
  本田 ジョルジ
相馬 奥野 秋田 名良橋
     洋平

■ガンバ大阪
岡中、木場、実好、島田、宮本、稲本、斉藤、平岡
カーリッチ、クルプニ、松波、

 前半、ガンバは自陣深く守り、対する鹿島がゆっくりと最終ラインでボール
を回す。やられる気配はないのだが、全く崩せない。とは言ってもガンバ
も攻めてこないわけではなくて、長いボールを松波がなんとかポイントに
なろうとするのと、クルプニが前を向いた時には攻撃にかかる。
しかし、ガンバも決定的チャンスはなく完全に膠着状態だった。

・ガンバは攻めてるときも4枚は守備に回している感じで、鹿島は
 なかなか攻め手もなかったのだが、問題はたまにマイボールにして速攻
 ができるチャンスがあるとき、柳沢、増田、マジーニョとも動きだし
 がなくこれでは単調になるので、どうしても遅攻にならざる終えない。
  ・スペースがない事が多いのだが、それにしても相馬はダミーに使われ過ぎ、
 たまに使わないと。

後半、50分、しかしダミーに使われていても走り続けていた相馬に中央
マジーニョからシュートミスっぽいパスが来た、センタリングがどんぴしゃ
でマジーニョに!!先制。
こうなると、ガンバは攻めに枚数をさかざる終えなくなり、これが守備の
ほころびをもたらす。スペースが出来始め、後は鹿島がガンバDFをくずす
事が多くなる。2点目は65分、ゴールエリアのライン付近、やや左より
からこぼれ玉をジョルジが落ち着いてサイドキックで右上サイドネットに決める。
この後、ガンバは船越、森岡を投入するが、特に森岡は回りと全くあっておらず
空回り。ミスパスも頻発しだし、あとはいつ3点目がはいるかという状態
になった。最後は増田ー柳沢ースルーパスをマジーニョ、キーパーをかわし
3点目をゲット。
物足りない試合だが強さを感じさせ、危なげなく準決勝に進出した。

・柳沢はシュートを打つべき時にパス、開いて足元など、持ち味が消え
 かかっている。またトラップミスも目についた。
・マジーニョが2列目に下がる時間が長いが、結局マジーニョが点に絡む
 ためにも前においておいたほうがいいと思う。

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