日本 0−0 チェコ共和国

   城    中山
      中田
    名波      
相馬     山口    名良橋
    中西    斉藤
  井原        川口

怪我の秋田、小村に代わり、中西、斉藤が先発、3バックは安定していた。
前半はチェコがいい雰囲気で攻める。ここ数年日本に来たチームの中でも
ブラジルを除けば間違いなくナンバー1のチームだった。
 早いボール回しに対し集中力を高め防御する。序盤はノーチャンス、
つらい闘いかと思ったが完全に崩されることはなかった。中盤すぎ
からは慣れはじめ、中西がボールを取った後にミスをする事以外は
問題が全く感じられなかった。斉藤も前半はぎこちなかったが、後半は 一対一も局面の守りも上手くこなした。
 攻めは左偏重が代わらず、しかも同じスペースを相馬と中田が
使いたがるので、名波が引き気味になる。そして、相馬のミスが多く
なかなかフィニッシュまで行けない。
後半10分すぎからは逆に日本が攻める場面も作る。
中山に代えて小野、相馬に変えて呂比須投入。小野も見せ場を作った。
クリーンシュートもあったが、惜しくもゴールならず。
引き分けで国内最終戦を終えた。

 本番前、チェコとの試合はためになった。W杯までにこのレベルのチーム
と海外で試合数をこなせていたならとつい愚痴りたくなるがもう言うまい。
 シュートチャンスは本番でも数少ないはず。それだけに、シュートチャンス
があったら必ず打って欲しい。残念ながら今、一番最初の選択をシュート
と考えているのはヒデだけ。ゴンよ、城よ、名波よ、打て!!!
それが決勝トーナメントへの道につながる。
 キリンカップは
  アジアの弱小チームではないと言う事を確認できた、Jリーグとともに
歩んだドーハ後の4年間を感じられたという意味で私にとっては
重要な二試合だった。


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