・ジュビロ磐田 1−2 鹿島アントラーズ(V-GOAL)


磐田
大神 田中誠 福西 ドゥンガ 古賀
鈴木 奥 中山 服部 藤田 名波

鹿島
    長谷川  柳沢
 阿部  ビスマルク
  本田  ジョルジーニョ
相馬 室井 秋田  名良橋
    高桑

 前半7分、両チームの異常な中盤のプレッシャがかかる立ち上がり。
安定する前に、ペナルティエリア内で室井が悪質なハンドを犯した。
中山が落ち着いてこれを決め、早々に磐田が先制した。
 柳沢を鈴木と服部がはさみこんで押さえる磐田。鹿島のチャンスは
長谷川のヘッドが絡むときに訪れる。しかし、シュートまでなかなか行か
ない。相馬とジョルジーニョは特によくなかった。全体としては磐田ペース
で進むが、ここで点をとらせなかったことが鹿島にチャンスを与えた。

 後半70分すぎ、何度も一対一を仕掛ける柳沢がついに右からドリブルで
センタリング、長谷川がドンぴしゃヘッドで同点に追いついた。両チーム
消耗が激しくなり、さすがに中盤も開き始める。磐田は、奥に代えて高原
を投入、しかし、秋田、室井などDFは集中を切らすことなく耐えた。
鹿島はやはり後半になりがくっと落ちた阿部に代えて内藤を投入。
前目で縦横無尽に勝手にふるまう内藤は意味不明だが、しかし、それが
アクセントになっていた。(笑)

延長に入るところで、古賀に代えて川口を投入、いよいよ攻めにかかろうと
する磐田だが、やはり忠実に守備に耐える鹿島は、延長後半に、コーナーキック
こぼれだまをジョルジーニョがシュート、大神がはじいたところを
室井が押し込み逆転勝ちを納めた。
大神は前戦に続き、大事なところでキャッチングができなかった。

鹿島は、2ndステージ中盤の強さにかげりが見え始めているが、しかし
90分、120分の中での集中力の持続が勝利を呼んでいる気がする。
第二戦もやはり、攻守どちらにおいても集中力の持続がチームとしてどちら
が続くかが勝利の鍵をにぎるだろう。

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