・JEF市原 2−1 アビスパ福岡
市原のスタメンは以下の通り。
下川 茶野 中西 山口 横山 スコルテン
酒井 マスロバル 武田 鈴木 江尻
市原臨海競技場は超満員、そして、その中で繰り広げられた
試合はJリーグ開幕の頃を思い出させるものだった。そして開幕前
のナビスコカップの頃の市原対鹿島よりはレベルが高いゲームだった。
しかし、Jリーグができてからの年月はそんなレベルの試合に
物足りなさを感じさせた。もちろん、それはプレイのレベルが
トップチームから比べると低いからであり、特にボールに絡んでない
ところでの攻防がないのが不満だった。
しかしである。
Jリーグ参入決定戦という位置づけがあの頃の活気を取り戻してくれた。
JEFの選手は第一戦で2点差(実質3点差)をつけているにも
かかわらず、闘志と緊張感の中戦っていた。
従って試合が終わっての感覚は”おもしろかった”という気持ちの方が
大きかった。
試合は武田と鈴木が前目でキープしてはコーナーをとり、時間を使う。
対する福岡は前半攻め込んでいたが、前半の最後の方に西ケ谷が
鈴木を後方から引っかけたという判断だろうか、一発レッドカード
を食らう。(レッドカードを出すまでにもたついて、少し同情する気持ち
が残った。)
後半に11人のJEFが鈴木が持ち込んで切り返し、やっと決めた。
そして、酒井が25mのミドルシュートを決め、反撃をコーナーから
森のシュートの1点だけに押さえた。トータル4−1で来年のJ1を
決めた。2試合トータルで見ると武田がよかった。あくまでも武田の範囲
内ではあるが、彼がいなければJEFは危なかっただろう。
日頃はがらがらのはずの臨海に今日来た”JEFファン”のお客さん
は満足したのではないだろうか。帰りのバスで口々によかったよかった
と言っている人たちは、ふつうの人たちだった。ちょうど、映画を見に
行くような風貌の人が結構いた。いい試合、重要な試合をし、その中で
勝っていけば人は集まるはずだ。
観戦記目次へ
ホームに戻る