天皇杯準決勝 ・清水エスパルス 2−1 名古屋グランパス8(延長)
清水
真田 盛岡 戸田 斉藤 安藤 サントス 市川
伊東 沢登 長谷川 ファビーニョ
名古屋
伊藤 飯島 トーレス 中谷 石川 浅野
望月 平野 岡山 ストイコビッチ 福田
試合開始早々の立ち上がりは名古屋が得意のサイドチェンジで
ゴールに迫った。しかし、試合が落ち着こうとする時先に点を取った
のは清水だった。11分右サイドからのクロスボールを沢登がファーで
トラップせずにアウトサイドで折り返したところで勝負あった。これに反応
が遅れた飯島、ファビーニョが真ん中でシュート、見事に得点をあげた。
この後、後半途中まで、清水の中盤のDFとそこからの攻撃はすばらし
かった。長谷川健太やファビーニョに早めに当て、そこが起点となって
高い位置まで持ち込んでいた。安藤、市川も高い位置まで攻め上がり、
伊東、沢登のワンタッチパスでのつなぎやドリブルがよかった。
そしてサントスがバランスをとり万全で危なげなかった。
名古屋は、早めのチェックを受け、特に中盤でボールを受ける事が
できず、次第にストイコビッチが孤立、そして、清水の高い位置からの守備
から逃れようと動いたとき、自チームの選手どうしが重なるシーンが増えた。
名古屋は後半途中に動く。ウリダ、野口を投入。(浅野と平野)
対する清水は前半よかった長谷川が消えはじめていたので
アレックスに代えた。後半60分すぎぐらいから、清水の中盤が疲労をし
ややプレスが甘くなりはじめた。名古屋もチャンスを得始める。
80分、名古屋は小倉を投入。その小倉が代わったばかりに仕事
をする。ピクシーの左コーナーは跳ね返されるが、またピクシーへ、
大きなクロスボールがペナルティエリアより外で右手の小倉へ。ここから
シュートをニアサイドに打ち抜いた。ドン!!という感じの今年見てきた
いろいろシュートの中でも指折りの豪快なシュートでゴールを決めた。
ここから90分の終了まではやや名古屋ペースだったが、そのまま延長
に入った。
延長にはいるとまた清水がアレックスがいきいきとしており、彼に
ボールを預ける事でペースを握る。名古屋は押さえきれない感じ。
試合の終了は凡ミスからだった。
101分、キーパーが右にゴロで出したボールをピクシーが受ける。
ここで中へ安易なミスパス、かっさらった清水の選手が中央の
アレックスにパス、アレックスがゴールを決めた。
終わってみると清水エスパルスのチームとしての完成度が上だった
と感じた。元旦に清水と対戦するのはなんと磐田だけではなく
鹿島まで食ったフリエ。好ゲームが期待できるだろう。
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