ゼロックススーパーカップ
・鹿島アントラーズ 2−1 清水エスパルス
鹿島
長谷川 柳沢
阿部 ビスマルク
相馬 内藤 本田 名良橋
奥野 秋田
高桑
清水
真田 森岡 斎藤 戸田 伊東 田坂
安藤 沢登 アレックス 長谷川 安永
ゼロックススーパーカップはJリーグ開幕の一週間前に
前年度Jリーグチャンピオンと天皇杯チャンピオン(今回は
横浜フリューゲルスではなく準優勝の清水エスパルス)が闘う
もので、毎回好ゲームが繰り広げられる。今年も楽しみにしていた。
サッカーファンには、いよいよ開幕を思わせると共に今年を占う
試合でもある。
開始早々、鹿島は慎重な立ち上がり、対する清水は、ボールを
回し、安永がフィニッシュまで持っていく展開で、鹿島のDFが
安永につききれず、不安定だった。
しかし、10分すぎぐらいから安永をおさえると鹿島が序々に
盛り返した。清水の右サイド、鹿島の左サイドが両チームの主戦場
となる。押し込むのは清水のほう(安藤)が多かったがセンタリング
のボールが良くなかった。中盤では伊東が幅広くボールに絡んでいた。
今日の試合がしかし、いまいちその内容に欠けたのは、清水、田坂
鹿島、本田の二人がボールをカットした後にミスパスが多かった事
が影響したのではないか。(風の影響もあった。)
鹿島は前半25分頃、ビスマルクが中央左でボールを受けいいタイミングで
右の柳沢に、柳沢が落ち着いてゴール左にクリーンシュート!!
先制点をあげた。
しかし、その直後、キックオフから左からのロングクロスをなぜか
ゴール前ファーサイドでフリーの沢登がすぐさまヘディングで同点
ゴールをあげた。
この後また膠着状態になった。攻め込む清水に対し、鹿島は簡単なつなぎ
でフィニッシュまで持っていこうとしていた。
後半にはいって、鹿島の攻める回数が増えてきた。柳沢をなんとか森岡
がおさえていたが、65分すぎ、柳沢が左ライン近くからルックアップ
で中の名良橋にあわせ、なんと名良橋がボレーシュートでゴールを決めた。
鹿島の攻めのパターンの中の一つで2列目(?3列目)の飛び出しで見事
なゴールだった。この頃から清水は、服部とサントスが入ってきた。しかし
服部は秋田に完全に押さえられていた。サントスは、絶好調である。
「おーーい、内藤と換えてくれーー、」とつい思ってしまった。ボールを取る
ところまでは田坂のほうがいいかもしれないが、あれだけ安定していて
しかも広い視野を持ったプレイをされると、なぜ先発に使わなかったのか
不思議だった。
残り時間少ないところで久保山も入ってきたが特に目立つことなく試合終了。
鹿島の安定した勝利だった。
鹿島の1stステージの優勝は、中盤の底が本田、内藤ではちょっと厳しい
感じがした。しかし、下位のチームにはしぶとく勝っていきそうだ。
清水は、サントスを使っていけば間違いなく上位にいるだろう。それ以上の結果
になるかどうかは、健太やアレックスがどれだけ枠にシュートを打てるかだろう。
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