・ヴェルディ川崎 2−1鹿島アントラーズ


V川崎
本並、山田、米山、杉山、中澤、林、小林、
北澤、ジェフェルソン、エウレル、石塚、

鹿島
  長谷川 柳沢
 ビスマルク マジーニョ
相馬  阿部 本田 名良橋
  奥野  秋田
    高桑

 今やJ開幕当時の面影の消えているヴェルディに対し、
試合前には快勝するのではないかと思われていた試合だったが、
ヴェルディのモチベーションの高さが思わぬ試合展開を生んだ。
 開始3分に北澤が35m弱のロングシュートをゴール左上に
たたき込んだ。このファインシュートに対し、鹿島は、一人一人
が無駄なドリブルが多いのと、珍しく両サイド、特に左の相馬から
のセンタリングが上がらず、不用意にボールを取られては逆襲
された。しかし、14分にマジーニョがペナルティエリアで相手
DFに倒されてPK、これをビスマルクが決めて、鹿島は早い時間
に同点に追いついた。しかしこのためか特に修正もなく、悪い
バランスと、ルーズボールをことごとく拾われ続ける。
35分すぎには、ジェフェルソンに突破されキーパーと一対一、
これを高桑がファールで倒しPKを与える。これを落ち着いて林が決めて
ヴェルディにまたリードを奪われ、そのまま前半終了した。
前半の中でヴェルディには8本シュートを打たれたのに対し、鹿島は
3本なかったのではないか。
後半早々に鹿島は、長谷川に代えて内藤を投入。しかし、あまり状態
は変わらない。対するヴェルディは石塚に代えて高木を投入。鹿島も
阿部に代わり、平瀬を投入し、また攻撃の枚数を増やしたところで
やっと、ここまでの3試合のような攻撃がよみがえる。
両サイド、真ん中ともに崩しはじめ、何本もいいチャンスがあったが、
これもヴェルディが献身的なDFで最後まで集中を失わず、そのまま
タイムアップを迎えた。
ヴェルディのジェフェルソンはいい選手だった。また、小林や北澤
などのルーズボールを広い続けた姿に対して、珍しく安易なプレイが
多かった本田や精彩を欠いた(怪我をしてたのか)長谷川など、
鹿島のプレイは軽かった。今日は不幸中の幸いか、上位陣がいろんな
ところで負けており、首位にたった清水も延長まで行くという波乱の
日だった。次の試合からまた切り替えてほしい。
(しかし、警告3枚で秋田と名良橋が出れないらしいが。)


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