・鹿島アントラーズ 1−2 ジュビロ磐田
鹿島
柳沢 平瀬
小笠原 ビスマルク
相馬 阿部 本田 鬼木
奥野 秋田
高桑
磐田
大神 田中 前田 服部 久藤 福西
名波 奥 藤田 中山 高原
奥野、秋田に本田と阿部のどちらかが必ず守備に加わり、4バック
というよりは3バック、5バックの時間帯が長い鹿島は、しかし、磐田
の攻撃を一度受けてからビスマルクのキープから逆襲し、前半はどちらか
というとシュートまでいくのは鹿島の方。磐田の攻撃に対しては
本田と阿部がうまく最終ラインと中盤の底の間を出入りして、崩させな
かった。
得点シーンは37分、守備でも活躍の阿部が右から浮き気味のパスを
オフサイドトラップをかける磐田の最終ラインの裏側に出す。そして二列
目から入った小笠原のヘディングシュートが決まり先制したのは鹿島だった。
後半に入り、磐田が先に動き、55分に高原に代えて清水を投入する。高原
が悪いワケではなかったので特に問題なく時間がすぎる。65分には福西に
代えて川口を投入した。後半の開始5分(50分)ぐらいから75分までは
鹿島のペースだった。だが、何度も来る決定機を逃したのが痛かった。特に
柳沢は、調子が悪いというよりは、点を取ってない自信のなさが出ている
というプレイに終始した。1点取ればまた代わるんだろうけど。心配である。
攻め込まれはじめた鹿島は80分に平瀬に代わって本山を投入する。
#できればこの時間帯に中盤を厚くしたかった。
84分、名波がワンツーで抜けだそうとするところを本田が引っ張って倒す。
ペナルティアークあたりで名波が直接FKを蹴る。名波の直接FKはなんと
右ゴールポストにあたりそのままゴールに吸い込まれた。88分久藤に代えて
山西を投入。89分鹿島は小笠原をリカルジーニョに代え、阿部を一つ前に
出す。これで今まで中盤をうまくバランスしてきた本田と阿部の関係が崩れた。
ロスタイム、そして延長と磐田がペースをつかむ。しかし、どちらも
シュートまでいきどちらが勝ってもおかしくない展開になった。
延長後半111分服部からの長いクロスを
中山が奥野に競り勝って落とし、藤田がゴールを決めた。
・鹿島では阿部のプレイが良かった。攻守に活躍していた。
・鬼木は攻守にいいときと悪いときが顔を出すが使っていけばおもしろい。
・対する磐田は名波。70分ぐらいまではつかまえていたが、鹿島の中盤
の足が止まり最後にやられた。
2連敗中の鹿島とアジアクラブ選手権帰りの磐田、大味でつまらない試合に
なるのではないかと思っていたが、非常におもしろい試合だった。
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