・鹿島アントラーズ 1−2 柏レイソル


鹿島

___長谷川_柳沢
___阿部__ビスマルク
相馬__中田_鬼木__名良橋
____奥野_秋田
_____曽ヶ端


南、渡辺、荻村、洪、下平、明神、片野坂、
ベンチーニョ、ストイチコフ、加藤、酒井

鹿島は前半8分、前の試合で小野伸二にやられたところと同じような
ところで逆にFKのチャンス。これをビスマルクが珍しく枠に蹴り込み
先制する。これに対してレイソルは14分ベンチーニョがストイチコフに
スルーパスを通し、これをストイチコフが蹴り込む。曽ヶ端がはじくが
こぼれたボールはそのままゴールの方向へ。これを念のため酒井が押し
込んで同点に追いついた。いつもは右に張ることが多いストイチコフ
は今日は、前に張っていて、ベンチーニョが守備の意識が高かった。
今日の試合、敵味方の区別なく^^;;削りまくっている人間凶器片野坂。
この片野坂につっこんでいった阿部がなんと即退場に追い込まれた。
鹿島の最近は柳沢が精彩を欠いているので、唯一の楽しみだっただけに
それを奪われたのと、代わりに出てきた本山が相馬と全くタイミング
が合わなく、鹿島にはお寒い内容になってしまった。相馬と本山では
連続オーバーラップなどの鹿島っぽいパターンができず、じれったい
相馬が異常なぐらい中でプレイしていた。
試合はレイソルペースになる。ホンミョンボが良いように真ん中から
あがってきてることが、鹿島の攻撃に驚異がないことをあらわしていた。
攻めでは、長谷川が真ん中でどっしりまっている割にはそこに当てず、
柳沢も今シーズン最悪の出来だった。久しぶりの名良橋は、試合に参加
しきれなかった。
後半途中、怪我っぽくベンチに下がる鬼木。代わりにリカルド
が出てきたが、やっと中にボールを当て始め、鹿島のチャンスの時間帯
が出来始める。本山に代わり平瀬投入もあり攻撃が活性化するが一本は
柳沢が弱気にシュートを打たず、もう一本は真正面。
この頃から、ストイチコフが右サイドに開き、ベンチーニョがより前で
プレイする時間が増える。試合を決めたのはベンチーニョが前目でシュート
(のようなボール)を中に入れ、これまたたまたま中にいた今日一番目立つ
片野坂が偶然足を合わせたのがそのままゴールにはいった。89分に
点を入れられ万事休す。
柏はもっとアグレッシブにやったら大勝していたかもしれない。

しかし、今日の鹿島は相当弱かった。
ジョアンカルロスの頃、鹿島のオフェンスのフォーメーションは流動的で、
前の選手は、5人ぐらいが渦をまくような感じでプレイしていた。
そこにジョルジーニョからのタテパスが入り、相手DFはつききれない
状態だった。
先シーズンの終盤、ゼマリオになって優勝の頃の鹿島は、自由なポジショ
ニングを少し捨て、前線から中盤を含めた全体の守備から活路を見いだしていた。
そして、今シーズン、攻めのポジショニングに流動性が少なく、非常に型に
はまっている。また、中盤の守備が阿部と本田が並ぶとき意外はお寒い状況。
そしてマジーニョが抜けたことで、中からのアプローチは捨てている感じ
がする。

こりゃ本当に
1stステージだけではなく2ndステージも苦労することになりそうだ。

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