・日本 0−4 パラグアイ
日本
城 呂比須
名波
相馬 福西 伊東 安藤
秋田 森岡 斉藤
川口
パラグアイ
1タバレリ 2アルセ 4ガマラ 3アジャラ 5トレド
8アクーニャ 6エンシソ 7ガビラン 18マルセロ
11サンタクルス 9ベニテス
前回と代わった両翼だが、攻撃になかなか絡めないだけでなく、相手DF
にカモ扱いされていた。アルセ、トレドがどんどん上がってくる。
特に安藤はこわごわやっているような感じでだった。
福西が前半失点直後に足を痛めて交代したのも、日本にとっては痛かった。
一点目の失点は鹿島対全南ドラゴンズを思い出すもの。ペナルティエリア
外5mぐらいのところでちゃんと体を寄せていかないと、アジアの上の
レベルでも通用しない。Jリーグはなんなのかとトルシエが言いたく
なるのもわからないでもない。
呂比須は孤軍奮闘である。ミドルシュートがキーパー正面なのは、実力
の問題でしょうがないだろう。後の選手は、悪夢の中でもがいていた。
後半、空回りの名波をしかし藤田に交代しても攻めの枚数が増えるわけ
でもなく、後半3点目を取られるあたりからは、もがくのも忘れ、
ボールウオッチャーが増え始める。
フル代表があきらめの表情を露骨にピッチでしている完敗を久しぶり
に見た。
ボリビア戦、負けることが確実になったとしても日本のサッカーを
志すものの代表として、最後まで誇りをもって闘ってもらいたい。
もちろん、ベンチの責任者もである。批評家として逃げる事はできない
はずである。五輪代表の練習のような試合ではなく、この試合で適材適所
をやってもらえないだろうか。
選手にはJリーグでやっている事をやれていないところを考えてもらいたい。
普段と同じように仕掛けていけば、もう少し試合になるはずだ。
●試合経過
19分、右サイドから中央よりにグランダーのボールを受けたベニテスは
体を寄せない秋田をあざ笑うかのように25mのミドルシュート
を突き刺した。
24分、福西負傷交代、三浦が入る。
40分、ガマラからの高い縦のボールをサンタクルスがバックヘッドっぽく
川口の頭上を越えるシュートを打ってゴールを決めた。
後半、名波が藤田に交代する。
51分、負傷のアヤラがカニサに交代する。
61分、7ガビランが17パレデスに交代する。
62分、ディフェンスから縦パス一本、パラグアイツートップと
ディフェンス2枚の走りあいに勝ったのはベニテス。
落ち着いてゴールを決めた。(秋田は寄せきれなかった)
67分、城が吉原に交代。
76分、オベラルがクレバスに交代する。
86分 アルセの右サイドからのセンタリングをサンタクルス
がヘディングでたたきつけた。斉藤と森岡がいながら
フリーでやられた。
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