・鹿島アントラーズ 2−3 横浜F・マリノス
鹿島
__マジーニョ__ 平瀬
___小笠原__ビスマルク
相馬__阿部___名良橋
__室井_内藤_秋田
_____高桑
横浜
川口、波戸、井原、小村、上野、遠藤、永山、三浦
中村、ユ・サンチョル、城
登録では4バックだが、実質は内藤が最終ラインで余る3バックの鹿島、
久しぶりのスタメンのマジーニョはキックフェイントをしまくり、調子
がよかった。平瀬も例によって、雑ながらもふところの深いプレイ、
そして、小笠原が入ったことで、ビスマルクに集中していたマークが
甘くなり、鹿島はよくパスが回った。先制点は10分、マジーニョから
のパスを受けた小笠原が勢いよく蹴りこんだ。
横浜は中村にボールがわたったときには何かがおこりそうな感じになる。
中村はプレイの幅が広がった感じがした。しかし、たとえば、三浦は
ボールがわたったときは、うまい突破を見せるが、そもそも三浦までボール
がわたることが少ないなど、チームとしての戦術が徹底されていないような
気がした。また、ユ・サンチョルは前で一人浮いていた。
この後、両チームのベンチの采配が、試合の流れをまるっきり代えてしまった。
47分には小笠原がこの日2点目をゲット、この後、小笠原はループ
シュートを見せるなど乗っていた。
55分に、バウベルが交代出場する事で、雲行きが怪しくなる。
前半から意志の疎通を欠きがちだった阿部とDFラインの関係が、
目に見えてぎくしゃくしだす。そして、平瀬が動きを止めはじめた
ことにより、小笠原やビスマルクがパスのだしどころに困り始めた。
75分には中村の右CKから城がさわり、バウベルが押し込み1点差に
される。
そして78分には、バウベルに同点ゴールを入れられる。
そして、この状況で、まだ攻守にからんでいた小笠原を本山
に交代してしまった。ボールキープまでできなくなった。
85分、永山に代わり入った吉田が右サイドから長いクロスをあげる。
城が少しさわりコースを代え、逆転ゴールを決めた。
逆転ゴールを決められた選手はしゃがんだり下を向いたりで、後5分間
あることを忘れ、次のキックオフまで1分以上かけるという信じられない
光景まで見せた。戦う気力を失ったチームには、マジーニョに代えて
長谷川という選手交代も意味をなさず、そのままタイムアップ。
・この試合で小笠原交代はないでしょう>ゼマリオ。
・2点差を逆転した横浜、ユ・サンチョルのFWにこだわらなければ
優勝もあるかもしれない。
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