・鹿島アントラーズ 1−2 セレッソ大阪


鹿島

__マジーニョ__長谷川
___本山__ビスマルク
相馬__阿部_内藤__名良橋
__奥野__リカルド
_____高桑

セレッソ大阪
下川、小川、原田、ペリクレス、内田、真中、西谷、
ノ・ジュンユン、森島、西澤、ファン・ソンホン

 負けが込んでいるチームにありがちで、試合開始5分で点を入れられる。
ノジュンユンのセンタリングをファンソンホンに合わせられた。しかし、
前半はほとんど鹿島ペース、マイボールで攻めたてた。シュートはゴール
ポストやバーを直撃したり、キーパーにはじかれたりした。覚えている
だけでも本山が二回、長谷川のヘディングをキーパーのスーパーセーブ
ではじかれたのが1回。 ただ、それも、冷めた見方をすれば、こぼれ球
をねらうことなく、ポストやバーに当たった結果に頭を抱えているシーン
が気になった。セレッソは後半に入ると、前半よりも引き気味になり、
ディフェンスが厚くなり、鹿島の攻撃も単調になってしまった。
 67分にやっと阿部に代えて小笠原が入ってきた。その直後、直接FK、
左30度で、いつもはビスマルクは枠をはずすので、「小笠原に蹴らした
方がいいのでは?」と思ったが、なんとビスマルクは右隅に直接
決めてしまった。
 セレッソは守備ばかりではダメになり攻め始める。試合開始から守備の
甘かったリカルドがこのぐらいから本当に危険なプレイをしはじめる。
真中やノジュンユン、ファンソンホンなど遠目からシュートを打ってくる
選手に対して体を寄せてないので、ミドルシュートを打たれまくるし、
ディフェンスどおしのお見合いの原因になったり。(キーパーとも一度
お見合いを仕掛けた。)延長でやっとリカルドを中田に交代したが、
さっさと代えた方がよかった。

 89分にはこの日全く精彩を欠いていたマジーニョではなく、長谷川に
代えて平瀬を投入した。この平瀬、アグレッシブな動きをし、ゴールを
何度もおびやかすが、はずしまくる。
 96分ぐらいに、ゴール前混戦、こぼれ球を本山が落としたところを名良橋
がトップスピードで入ってきてシュートを打つがディフェンダーと交錯して
うずくまる。フィールド外に出て、10人になったところで、セレッソが
速攻、左サイドから持ち上がられたところで、ファンソンホンがフリーに
なった。ファンソンホンにボールが渡りシュート、これは高桑がなんとか
はじいたが、こぼれ球を途中出場の清水が押し込みVゴールを決めた。

・ファンソンホンはむちゃくちゃかっこよかった。トップスピードを落とさない
 トラップや位置取りもだが、前線からゴールラインまで、自分の責任に
 関するプレイにはどこまでも追いかける姿に好感を持った。
・鹿島はかなり攻めていたがノジュンユンのところでいつもボールが止まった。
・真中はセレッソの中では活躍していた。攻守に絡んでいた。
・この前見た横浜戦に比べれば、全然今日の試合の方が良かった。
 負けはしたが試合終了までアグレッシブなプレイだった。見てた方も
 疲れたがトンネルの脱出ももうすぐのような気がする。

●その他経過
56分 西澤→鈴木。
65分 西谷→清水。


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