・ジュビロ磐田 0−4 鹿島アントラーズ
鹿島
__マジーニョ__柳沢
___本山__ビスマルク
相馬__阿部_内藤__名良橋
____リカルド_秋田
_____高桑
磐田
大神、鈴木、田中、古賀、服部、奥
金沢、福西、藤田、中山、高原
負けが込んでいる+ジーコが来た鹿島のプレイは闘争意識が行き過ぎ、
対人プレイにおいてはファールになるものだったが、主審が最初の2,3個
のファールをプレイオンにせず流した事から、磐田の主審への不信感が
見ていてもわかり、磐田は鹿島とではなく主審と勝負をしてしまった。
15分にビスマルクの中央右マジーニョへの長いボールを磐田DFがクリア
ミス、左にいた阿部がノートラップでニアサイドにシュートを打ちゴールを
決めた。
ジャッジの影響だけではなくこの日の磐田は特に福西のプレイが軽く、
内藤にあっさりボールを奪われるシーンを見るとがっかりさせられた。
また、奥と金沢は全然タイミングが合わず奥は球のだしどころがなく
かなりいらいらしていた。
それでも前半39分、左からのコーナーキックの際、ペナルティエリア内
でマジーニョがよくわからないがなにかをしたらしくPKをとられた。
しかし久しぶりの中山はこれを真正面に蹴り、高桑がはじいたボールは
内藤がぱたぱたしながらもなんとかクリアした。
この後も中山が抜け出すシーンがあったがこれも高桑がはじきだした。
この二つのシーンのどちらかのゴールが決まれば試合結果はまた違った
ものとなっただろう。
中山が削られたシーンでアドバンテージをとった主審と、試合を止めたかった
磐田の選手の間で完全に信頼関係が壊れ、後半は試合のコントロール
ができていなかった。
後半に入っても、特に鹿島がよかったわけではないが磐田はなかなかペース
をにぎれなかった。
61分にはこの日全く通じなかった本山に代えて中田を投入、65分にはその
直前に足をいためた名良橋に代えて奥野を投入して守備を固めた。
試合を決めたのは66分、田中と大神の間への長いボールに絡んだ柳沢、
田中が右サイドへ逃げようとしたがそのボールを柳沢に奪われ、角度の
ないところからループシュートを打った柳沢、これが右隅に決まった。
2点差を挽回しようと、金沢に代えてFWの西を入れスリートップにする
磐田だが、すでに切れていたのかその後、82分にはマジーニョがこの日
磐田のリカルドとかした田中のマークをあざわらうかのように左ニアに
決めた。86分にはこぼれ球を中田の適当なヘディングがループシュート
のようになり、バーにあたってそのままゴールした。
終了間際には、リカルドが中山をペナルティエリアで倒してしまい、
中山がまたPKをねらうが、磐田のパレルモ状態、PKをはずしてしまった。
・大神はニアを開けすぎるは、ゴールキックは半分も飛ばず、鹿島の選手に
渡しまくるは最悪だった。まだ当分使わない方がいいのじゃないか。
・柳沢は1年前ぐらいのプレイに戻ってしまった感じ、チャンスメーカーで
はなくゴールを常に意識してプレイしてほしい。
・マジーニョは全然ダメなのに点だけ取っちゃった。また次も出てくるの
だろうか。
・今日のマンオブザマッチは主審で、最優秀劣悪プレイ賞は相馬、主審が
とらないのをいいことにいろいろやっていたが、その中でもディフェン
スラインを抜け出した中山を故意にエルボーと足で止めたプレイは退場に
値するプレイだったが、警告にとどまった。
・いずれにしても5月5日に見たのと同じカードとは思えない試合内容は
寒いものだった。
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