FC東京 0−0 川崎フロンターレ


FC東京

 鈴木、梅山、小峯、サンドロ、藤山、新條、
 佐藤由起彦、アウミール、鏑木、岡元、浅利

川崎F

   ツゥット  ティンガ
      桂
久野  高田 土居  長橋
   森川 中西 佐原
     笹原

 前半から、がちがちに守る両チーム、どちらも高い位置から深くまで
フォワードまでもがディフェンスに入り、両サイドは不用意には上がらない。
また、ディフェンスの枚数も多く、見てるものにも緊張感が伝わった。
前半はフロンターレがやや推し気味だった。
#しかし、ティンガへのマークの厳しさと桂がいまいちなので、点が
#入る気はしなかった。
35分すぎにツゥットが足を痛めて外に出た瞬間に東京が攻めに枚数をかけた
がツゥットが戻ると元通り、ディフェンスに枚数をかけた。

後半に入ると、開始早々に東京が少し攻勢に出るが、また、前半と同じ
ような雰囲気になりはじめた。
54分、フロンターレは桂から伊藤彰に交代、FC東京は60分、新條から
    小池に交代したが、この二人が出来がよく、特に小池は東京の攻めに
    からんだ。
68分、それまで自分でファールねらいで自分でこけていたツゥットが
    何度も審判に注意を受けていた。そして、68分ツゥットがディフェンス
    3枚にはさまれた中をドリブルで突破しようとしたところ
    私の見た目にはこれはこかされたのだと思ったが、審判は
    ダイブと受け取り、2枚目の警告を出した。
 フロンターレはこの後、伊藤彰がたまにいい動きをするが基本的に防戦
一方になる。しかも73分に、高田に代えて出てきたカドゥーが消極的
なプレイで何度もピンチを迎える。
78分、岡元を榎本に代えるFC東京。
さてここから、右サイドの長橋とティンガの二人が完全に足をつらして
しまい、ほとんど8人でサッカーをやっている状態になる。
前半から、コンスタントに脅威となっていた佐藤由起彦がドリブルで
持ち込む、鏑木が、アウミールが攻め込む。これをなんとかゴールラインで
クリアするフロンターレ。なんとか90分耐えて、この時点で首位キープ
が決まった。

延長に入るときまったくダメなカドゥーを浦田に交代した。
ティンガの足がつっていて、彰が中盤のディフェンスに回る今、浦田には
前目でキープしてもらいたかったが、全然ダメ、これでほとんどFC東京
のフォーメーション練習状態になる。
97分アウミールを和田に交代した。
延長前半ビッグプレイがあった。彰の縦パスを受けた久野が左前で持ち込み
ペナルティエリア内でスルーパスを長橋に通したが長橋はトラップをして
シュートチャンスを失った。
後は東京の怒濤の攻撃をクリアし続ける。延長がはじまってからタイムアップ
までの長い時間を8人に近い状態で守りきった川崎は負け試合にすることなく
勝ち点を1のばす事に成功した。

Division2だがおもしろかった。試合開始から終了まで選手の気持ちがぴりぴり
つたわってきた。


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