・鹿島アントラーズ 2−1 浦和レッドダイアモンズ
鹿島
__マジーニョ__柳沢
___阿部__小笠原
相馬__中田_熊谷__内藤
____リカルド_秋田
_____高桑
浦和
田北、中村、路木、ザッペッラ、山田、城定、石井、
土橋、ペトロビッチ、大柴、福田
勝利の少ない両チームを象徴するかのようにとにかく枠に飛ぶ
シュートがほとんどない試合だった。
13分 マジーニョが怪我で担架から降りることなくスタジアムを後に
し、長谷川が代わりにはいる。対する浦和もその2分後に土橋に
代わり福永が入る。鹿島にとっては土橋より福永の方がいやだった。
前半は特に見せ場もなく、鹿島は柳沢がザッペッラと路木に完全
に押さえられ、逆に浦和はそもそもシュートゾーンに行こうと言う
雰囲気にならなかった。
後半に入ってもシュート数の少ない両チーム。
65分、中田に代わり平瀬が入る、対する浦和も68分 路木に代わり内舘が
入った。
70分、試合が動く。城定が小笠原をかわし、左からセンタリング、福田
が右隅にうまく流し込んでゴールを決めた。
74分には福田が渡辺に代わる。この時間帯から11人全員ディフェンス、
キーパー田北のゴールキックはわざとかなんかわからないがほとんど
タッチライン外に蹴出すものになった。
鹿島は、FWが外に開いて、中にだれもいない状態になり攻めあぐむ。
しかし、80分すぎから、熊谷が意識的にFWのポジションを取りはじめ
る。本来、柳沢や平瀬がいなければならないはずのポジションで健闘。
そしてこれが同点ゴールを生んだ。
87分、平瀬のセンタリングをヘディングで熊谷が合わせ同点ゴールを決めた。
こうなると、また攻めねばならなくなった浦和だが痛い退場劇があった。
89分、ペトロビッチが小笠原を後ろからスパイクを見せて引っかけ、一発
退場となったのである。
延長になり、まず、小笠原が左から中に受けたボールをうまくシュート
を打つがキーパー正面だった。
この後浦和にビッグプレイ、福永が打ったシュートは惜しくも
左サイドをはずれた。
鹿島はこの直後、柳沢が抜けだし、そのままシュートを打って欲しかった
が折り返し、熊谷のシュートはかすあたりであさっての方向に飛んで
行った。
試合を決めたのは97分、柳沢が左から持ち込みセンタリング、熊谷がヒール
で落とし、小笠原がゴールを決めた。
久々先発の熊谷は今日のベストプレイヤー。特にリードされFWが消極的に
なってからの執念のおかげで勝てたのだと思う。
柳沢はシュートを何本打ったのだろう。彼に今必要なのは、シュート
への意識であり、それを直すにはオリンピック最終予選でヒデと組んで、
試合の中で怒られることしかないような気がする。
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