・ヴェルディ川崎 1−3 柏レイソル


ヴェルディ川崎

本並、山田卓、米山、中澤、杉山、、林、小林、
北澤、桜井、栗原、ジェフェルソン

柏レイソル

南、ホンミョンボ、薩川、渡辺毅、大野、渡辺光輝、明神
平山、下平、加藤、北嶋

 両チームともミスの多い試合だった。特にヴェルディは林と米山が
珍しく凡ミスを何度もした。
17分 米山のミスパスが元で、渡辺光が抜けだし、そのままシュートを
    打つと思ったが折り返し加藤が落ち着いて決めた。
ヴェルディは栗原のワントップっぽくなり、桜井が消えて、ジェフェルソン
は試合の中にとけ込まずなかなかいい形にならなかった。
 レイソルは大野のプレイがどうしてもワンテンポずれる。たまにダイレクト
プレイをするとチャンスになるし、うまいだけに惜しい。

後半に入る。47分と早い時間ににホンミョンボ直接FKが枠へ、キーパー
本並のパンチングの跳ね返りを渡辺光がシュートまたこぼれたところを
北嶋が押し込んだ。
この後、楽勝ムードが流れるレイソル、しばらくヴェルディは防戦一方と
なるが、60分、中盤からあてられたボールを桜井がペナルティエリア内
右でドリブル、これをレイソルDFが引っかける。ペナルティキックを
落ち着いて林が決めて一点差とした。
せっかく一点差になったのに珍しくヴェルディが選手交代ミスを犯した。
65分、栗原に代えてエンリケ、68分には小林に代えて山田隆裕を入れたが
    スタンドから見る分には、調子の良かった二人を代えてしまったので
    またボールの巡りが悪くなる。
78分 レイソルは大野に代えて熊谷を投入。この時間帯からなんとDFの中澤
    がトップの位置に入る。しかし、中澤の頭にボールを当てることなく時間
    がすぎる。逆に足下にあてたりしていた。中澤がなぜかポストプレイ
    をしている。なんとも中途半端だった。
88分にはこの日全くダメな米山が独走の北嶋をペナルティエリア内、主審の
目の前で両手で北嶋の両肩をもって、無理矢理倒したが、なんとこれを主審は
流した。
89分にはどう考えても時間つぶしの北嶋に代えて酒井の投入があった。
ここからもう一度ドラマが。
1点差で前がかりになり、最終ラインが杉山と林になっているヴェルディ
に対しこぼれ球を右サイドセンターライン手前にいる林の前にロングボール
を入れる柏これがなんと酒井に繋がる。しかも本並が得意技のペナルティエリア
外のプレイで簡単に交わされ、角度のまったくないところから右足で蹴った
ボールがなんとか左サイドネットに力無くころころとはいったのである。
2点差で万事休すであるが、もう一度、酒井はロングボールを受けキーパー
と一対一になるがキーパー正面で2点目はならなかった。
ヴェルディはなんともおそまつな試合。柏はバデア、ベンチーニョを怪我
で欠き、調子も必ずしもよくなかったが、きっちりと勝てたのは大きい。


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