・川崎フロンターレ 3−2 FC東京


川崎F
    ツゥット ティンガ
       桂
久野   土居 大塚   長橋
   森川 中西 佐原
     浦上

FC東京
 鈴木、梅山、小峯、サンドロ、藤山、奥原、
 佐藤由起彦、アウミール、鏑木、加賀見、浅利

 快晴、13900人を越えるスタジアムは活気にあふれていた。

 落ち着かない立ち上がり、いきなり東京にビッグプレイが生まれる。
2分、右サイドからの長いクロスを奥原が合わせて押し込んでゴール!!
動揺したのか川崎はディフェンスが安定しない。今日は特に右に位置する
大塚と佐原がよくない。チームとしては佐藤由起彦、鏑木は押さえているが、
奥原、加賀見をよくフリーにした。
しかし、14分、長橋で右サイド粘り、ゴールライン際からニアへ折り返し、
ツゥットが横に流し、ティンガのシュートは相手DFにあたるが、
このこぼれ球がファーの桂に行き、桂がヘディングで押し込んだ。
同点ゴールだ。
 この後、ばたばたしているディフェンスもよくないなりに落ち着き始める。
一進一退の攻防を押し返したのはティンガの個人技だった。高いところで
ボールを受けると、今年一番切れているんじゃないかと思える反転やドリブル
で何度も相手ディフェンスを混乱に陥れる。残念ながら今日は試合前の練習で
ツゥットがはずれの日であることはわかっていたので、攻撃は、ティンガと
右の長橋の突破に頼り切りだった。
36分、左45度25m、直接FKを久野が右ゴールネットに直接決めた。
遂に勝ち越す川崎フロンターレ。
 しかし、43分、DFのミスから持ち込まれセンタリングを合わせた
加賀見が同点ゴールを決めた。

 何かばたばたした前半に対し、後半、なかなか点が入らない。何度か
ティンガが突破したあと60分、パスをペナルティエリア内で受けた
ティンガが強引にドリブルシュート、ついに勝ち越した!!!
この時間帯、土居を寺田に交代、結局寺田が最終ラインにはいり、佐原
もディフェンシブでちょっとポジションが中途半端になった。
61分、今日一番の不可解と感じた采配で、攻めで止められていなかった
奥原を岡元に交代した。しかも74分にその変えた岡元を小林に交代。
東京側はベンチと選手に一体感が感じられなかった。
この間、フロンターレはツゥットや長橋あたりが、追加点の決定的チャンス
を迎えるが入らない。いやいや今日のツゥットは入らない日なのだ。
81分 桂を伊藤彰に交代する。
88分、東京は梅山を山尾に交代し、その山尾を前線に入れてサンドロまで
あげ、パワープレイ、これも空回り。
ロスタイム、完全に時間つぶしでティンガを高田に交代した松本育夫
おそるべし。
そして歓喜の試合終了だった。

先行されながら、逆転、追いつかれても突き放すその試合経過にはJ2で
優勝に値するプレイと感じた。みんなでJ1、行くしかないでしょ?

対する東京は最後までわからない状態になってしまった。大熊監督の采配
にも余裕が感じられない。あの人(都知事)が帰ってくるのを心待ち
にするしかないのでしょうか?帰ってくるのでしょうか?

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