・川崎フロンターレ 3−0 ヴァンフォーレ甲府


川崎F
      ツゥット
     伊藤彰  浦田
久野    土居 大塚  長橋
     寺田   佐原
森川
       浦上

ヴァンフォーレ甲府
伊藤、木村、谷奥、渡辺、石原、大柴、土橋
斉木、阿井、堀井、金子

 優勝も決まり、中西はお疲れさんのベンチスタートとなった。開始から、
相手に対し優位に立つ。甲府は10大柴と14堀井がからんだときにチャンス
を作るが、後は局面で川崎フロンターレが優位にたった。得点は33分、
2列目から飛び出した彰が縦パスを受け、キーパーとの一対一をまぐれ気味
にまたの下を通して先制した。35分にはDFがキーパーに返したボールを
伊藤彰が追い、逆からツゥットが来た。なぜかトラップしたキーパーが
ツゥットにかっさらわれて、ツゥットが落ち着いて2点目を決める。
39分、今度は久野のセンタリングをドンぴしゃで彰がシュート、わずか10分
の間に3点を取ってしまった。
 後半、沈滞ムードがただよっていた。67分、甲府は土橋を新明に交代した。
そして77分、フロンターレと甲府、合わせて5人が一辺に代わるという珍事
を目撃。予備審判は相当あせっていた。
川崎フロンターレは彰、ツゥット、土居に代わって中西、向島、桂
を投入、同じ時間に甲府も阿井、金子を赤尾、植村に交代した。
後半にはいりバランスが崩れがちだったDFも整い、後は時間が経過。
横綱サッカーで今季ホームラストゲームを終えた。

 試合終了後、今度は優勝ありがとうさんセレモニー。同じ日、東京が負けて
3位転落している事を思えば天国と地獄だ。2ヶ月前は、「やっぱり無理かなあ」
と思ってたのだから。

心配は来年を感じる競争がまだ起きていないようなほんわかしたムードだ。
競争意識を持って欲しいし、その意味では天皇杯で少しでも存在感を出して
もらいたい。大事な試合だと思う。

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