・ベルマーレ平塚 0−6 鹿島アントラーズ
平塚
本田、川口、茂庭、貞富、三木、西山、松川、和波、
外池、小松原、西本
鹿島
平瀬 マジーニョ
増田
ビスマルク
相馬 中田 熊谷 名良橋
リカルド 秋田
高桑
ここ何試合かと同じで開始直後の鹿島は半分寝ているのではないか
と思えるような感じだった。この前の試合との違いはマジーニョが
ディフェンシブハーフの位置まで何度か顔を出すことだが、増田がいまいち
怪我前のような切れ味が戻っておらず、平瀬は相変わらず平瀬らしい
プレイでボールに絡んではくれるがそこまで。
だからと言って平塚が怒濤に攻めるわけではなかった。そんななか小松原
が高い位置でボールを取るなど目立っていたのだが。試合を決したのは
ちょっとしたことだった。
39分すぎ、ゴールキックのはずが判定がコーナーキックとなる。そのCK
をビスマルクが中に入れ、中田がヘッドで合わせて先制する。そして、その直後、
文句でも言ったのだろうか?、GK本田が一発のレッドカードで退場と
なった。浮き足立つ平塚は、調子のよいと思えた小松原に代えてGK水谷
を投入したが、まだ気持ちが収まらないうちに43分、容赦なく、名良橋
からのセンタリングを平瀬がどんぴしゃヘッドで合わせて2点目を入れた。
後半に入ると、序々に相馬が左サイドを上がりはじめ、平塚は防戦一方と
なる。51分には、この日も調子の良い熊谷が右前でパスを受け少しため
てから真下にいた増田に落とす。増田がこれをふわりとしたボールで右上
にカーブをかけて決めた。
意気消沈の平塚は60分、茂庭を堀、西本を高田哲に一度に代え、雰囲気を
代えようとするが、依然鹿島ペース。66分にはマジーニョが押し込んで
うれしそうにしている。ずるい。
69分、点を取ったがいまいちの増田を柳沢に代える。柳沢は相変わらず
攻め込んではパス、ヒールパスなど、シュートへの意識が薄い。
(意地になってわざとシュートを打たないようにも見える。^^;;)
70分、これも柳沢が右、ペナルティエリア外まで持ち込みそのまま
打っても良かったが、ビスマルクにグランダーのナイスパス、これを
ビスマルクが落ち着いて決めて5点目。
77分、仕上げにリカルドが6点目を取った。ホームの平塚のファンには
残酷な一方的な敗戦、鹿島にとっては練習試合のような後半だったが、
だからといって調子がいいというふうにはなかなか言えない感じがした。
そんな中、熊谷、中田のボランチは安定していた。
中田はボランチとして出て初めて、持ち場を意識して90分やれた。
残念ながら惨敗に終わった平塚、すでに来年のJ2行きは決まっているが
競技場には平塚の試合を見に少なくない人が来ていた。私も多分
来年J2を見にここに何試合か足を運ぶだろう。
●その他交代。
78分マジーニョ→小笠原、83分ビスマルク→本山
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