・パルメイラス 0−1 マンチェスターユナイテッド


パルメイラス

  7パウロヌネス 20アスプリージャ
        10アレックス
    11ジーニョ
   15ガレアノ   5セザールサンパイオ
6ジュニオール            2アルセ
  4ロッキジュニオール 3ジュニオールバイアーノ
         1マルコス

マンチェスターユナイテッド

       20スールシャール
11ギグス
          18スコールズ  7ベッカム
       16キーン 8バット
3アーウイン 27シルベストル 6スタム 2Gネビル
     ボスニッチ

 マンチェスターユナイテッド一色になるかと思っていた国立競技場
だが、以外にパルメイラスを応援しに来たブラジル人の団体が何カ所
かに陣取っていた。

 ベッカムの挨拶代わりのFKで始まった試合は、一進一退でおもしろかった。
ユナイテッドは、スールシャールのワントップ気味で、彼がキープできないので
どうしても攻めが薄くなった。
しかし、中盤のバット、キーン、スコールズが彼らの中での関係を作りながら
ポジションを動的にしていて、見応えがあった。
ベッカムは対面するところを厚くしてきたパルメイラスに苦しみ、この日は
セットプレイ以外ではあまり目立たなかった。

対するパルメイラス、相変わらずのアスプリージャが怒濤のドリブルを
しかけるがいかんせんそれでは突破できない。トップ下のアレックスに
ボールが渡ったときに形が出来るが、中をこじ開けようとしては跳ね返された。
それでもアスプリージャが持ち込み、珍しくパスを出したところをアレックス
がキーパーを交わすようなシュートを打つが、これをボスニッチが反応
してとめた。

35分、アーウインから縦パスを受けたギグスが、マークについていた
多分ジュニオールバイアーノを一瞬のフェイントから縦に抜けてセンタ
リング、これをファーに詰めていたキーンが見事なヘディングシュート
を決めた。

後半、開始からスールシャールに代わって出てきたドワイトヨーク。
残り45分は彼のポストプレイ、ボールキープの強さが際だった。

パルメイラスは53分にガレアーノをエバイール、54分に
アスプリージャをオゼーアスに代える。
エバイールはハーフとしてプレイするが以外に、出てから10分間は
ボールの配球役として際だち、何度か決定的チャンスを作った。

74分、この日、いまいち攻撃に絡めないスコールズに代わりシェリンガム
が出てきたが、彼は、老化現象に勝てないのか、動きが遅かった。
76分、パルメイラスはいまいち、強さのないパウロヌネスに代わり
エウレルを投入。持ち前の早さを活かし、ここからパルメイラスは積極
的に攻める。

残念ながら、パルメイラス、この日はアレックスがゴールから見放されて
おり後半に2回の決定的チャンスも決められなかった。ジーニョがもう一つ
前のポジションでプレイしてシュートのシーンに出てくればまた違う
結果になったのではないかなあと思った。

このままタイムアップ、終わってみれば、南米勢には、助っ人を一人
欧州からつれてこれるようにしたいなあと思ってしまった。

先週のチャンピオンズリーグでミスを連発したキーンがこの日は光った。
またギグスは何度か、彼らしい縦突破で魅せてくれた。
そして、最後にアンディコールとドワイトヨークが絡む姿を見たかった。

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