・清水エスパルス 2−1 ジュビロ磐田(V-goal)(TV観戦)
磐田
______中山
____福西__藤田
____服部____奥
山西_____三浦___安藤
____前田_鈴木
_____尾崎
清水
______安永__久保山
________沢登
____サントス_伊東
アレックス__________市川
____西澤_戸田_斉藤
_______真田
試合はやはり序盤、清水が押し気味になった。しかし、途中からボールが
中盤を経由することが少なくなった。序々に磐田が押し返す中、20分すぎ
ぐらいからDF陣が攻め込まれている位置で、中にボールを返すシーンが
2度あった。
34分、また軽率なプレイをした西澤のボールを中山が奪い中へ、ここで
誰かが落としたボールを服部が右上にたたきこんだ。先制点。ここから、試合
が大きく動く。三浦にファールで止められたアレックスがこけた状態で
報復の蹴りを三浦に入れる。これで一発赤紙が出てしまった。
しかし、また沢登が魅せてくれた。荒れるスタジアムを歓喜のどよめきに
代える25mの直接FKを右上隅に決めたのである。10人の清水に力を
与える得点。このまま、ハーフタイム。
後半に入って膠着状態になる。清水は一人少ないながらも果敢に攻める
姿勢を持っている。磐田は、決定的チャンスを迎える。福西のシュートを
真田がはじいく。中山が詰めて決めるが惜しくもオフサイドだった。
68分、清水は安永をファビーニョに代えるが、ファビーニョが全く
目立たない。対する磐田も福西を高原に代える。高原も決定的チャンスを
決めることが出来ない。
清水は、久保山が惜しいシュートを枠に当てた。
85分には西澤を大榎に交代した。
このまま延長に向かう。
延長前半、最終ラインにはいったサントスが磐田が押し込んだところを
ことごとく跳ね返す。獅子奮迅の活躍である。
途中清水は久保山に代えて長谷川、磐田は奥を西に代えた。
その直後である、清水は攻め込んだところから一度とられたボールを
取り返し、途中出場で全く目立たなかったファビーニョが左隅に突き刺した。
V−goal!!!!!
二試合トータル全くのイーブンでPK戦に突入した。
エスパルス側のゴールでPK、磐田が先行である。
・磐田一人目は服部、ゆっくり歩いていき、左上、真田は反応したが
タイミングがはずれ成功。○
・清水は沢登、一度ボールを置き直し、左隅にインサイドゴロで決めた。○
・磐田二人目は藤田、落ち着いて真田がとんだのと逆右にインサイドライナー
で決めた。○
・清水二人目、サントス、左にゴロで蹴るが、尾崎がドンぴしゃで止めた。×
・磐田三人目、高原、左にインステップでゴロ、真田が反応するが惜しくも
及ばず。○
・清水三人目、伊東、右にライナーのボール、尾崎が反応するが、決まった。○
・磐田4人目鈴木、左上に蹴る、真田が反応し、ボールをはじくがそのまま枠
に入った。○
・清水4人目ファビーニョは、大きく左にはずした。×
磐田は、苦しみながらも年間王者に輝いた。
2試合トータルでは、常に清水のいいサッカーに堪能した。そして、磐田
の大人の勝負へのこだわりは立派だった。今年のJリーグは、鹿島の試合を
多く見ていたので、レベルが下がったのではないかと思っていたのだが、
この2試合を見る限りでは、着実に日本のサッカーのレベルも上がっている。
来年もすばらしいリーグを魅せてもらいたい。
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