・ヴェルディ川崎 3−2 横浜FC (Vゴール)


V川崎
 本並、小林、米山、杉山、中澤、林、山田、
 北澤、ジェフェルソン、石塚、桜井

横浜FC
 1大石 20渡辺 19稲垣 6公文 5幸田 7後藤
 11増田 18小野 13藪田 15有馬 10パベル

 はじめての横浜FC生観戦。どのぐらい差があるのだろうか。
 立ち上がり、J1とJFLの明らかなレベルの差を感じさせる。
ヴェルディが楽勝になるかと思ったが、ジェフェルソンが削られて
倒れた後に報復行為を行い退場となる。
 その時間まで林、米山あたりの凡ミスが目立っていたが、10人
となり、攻めの意識が強くなる。26分、北澤が縦パスを受け豪快
に蹴り込んで10人ではあるがJ1のヴェルディがリードを奪う。
 横浜FCは前半の間は、11人のはずが10人のヴェルディより
少ないのではないかと思うほど、攻守のめりはりがないプレイだった。

ハーフタイムに小野を2重田に代えるが後半開始から特になにも代わらず
時間がすぎていく。横浜FCはこの後、代えたばかりの重田を54分
14高木成太に代えたがこれが試合の流れを大きく変えた。
高木はJ2、J1下位でも十分にやれる。一対一につよいヴェルディDF
に対し、ボールをキープ出来、視界も広く、シュートも打ってくる。
一人の選手のボールキープとグランドを広く使うプレイが横浜FCの
攻撃を数的優位のものにしはじめる。
 67分、遂にパベルが同点ゴールを決めた。
 焦るヴェルディは70分に最近はすっかりただの人が板についている
石塚に代えて飯尾一を投入。
71分には、中盤のフォローがないのと勝てると思うからかドリブルを
しすぎていた桜井に代えて山田隆を投入したが、この山田が全然だめだった。
そして、得点シーンが72分に訪れた。右からはいってきたボールを高木
が振り向きざまにシュートっぽく振り抜くが弱いボールが真ん中のパベルへ。
パベルが落ち着いて決めて、遂にリードを奪ったのである。
 リードされたヴェルディ、2のエキゾチックターミネーターの方の山田が
果敢に攻め上がり始める。山田隆を無視してドリブルなど、何度かいい形
を作った後、78分、縦パスを飯尾に通した。飯尾が落ち着いて決めて
同点に追いついた。
 この後は一進一退の攻防のまま延長に入る。
 最後は自分たちより弱いチームに対してもいつもと同じように厳しくいく
北澤が右からのセンタリングをトラップからゴールを決めた。

ヴェルディは、一人少なく苦しんだ。本来なら3−0ぐらいで勝たなくては
だめだと思う。特に、米山と林の相手チームを見下ろしているような甘い
プレイが気になった。

 横浜FCは高木がいなければアマチュアチームのようだった。後藤の視野
には限界を感じるし、左で攻めに絡むはずの増田の中途半端なプレイが、
攻撃の流動性をなくした感があった。Vゴールまで粘ったのは立派と言えば
立派だが、しかし点差以上に力の差があると感じた。
今のメンバを着実に交代させていかないと厳しい。

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