・日本一のサッカーの試合を見せて (December/07/1997)

 ワールドカップの出場決定、組分け抽選など日本代表チームは国民的
行事であるかのごとく、連日街のニュースとして飛び交っているが、
その代表チームのメンバの何人かも関わっている重要な?はずの試合が
今行われている。Jリーグチャンピオンシップだ。
 今年のJリーグの総括であり、日本でナンバーワンのプロサッカーチーム
を決める試合であり、私のようなサッカー好きには大事なイベントである。
昨年は1シーズン制がとられたためなかったが、今年はまた2シーズン制
になり復活した。
 今年のカードは1stステージチャンピオンで前年度チャンピオンでもある
鹿島アントラーズと、2ndステージチャンピオンのジュビロ磐田の間
で行われている。両チームとも日本の中で今一番輝いているチームであり、
この2チームの間の試合であるということもありその中身に期待を持っていた。

  第一戦を見に行ったが非常にがっかりした。選手がこのタイトルに望む気持ち
が全面に出ている、熱い戦いではある。しかし、熱さが他の方向に行って
しまっているのだ。サッカーではなく、格闘技、いやけんかを見に行っている
ようなものだ。相手のプレイを止めるのにファール、しかもかなり怪我の可能性
のある悪質なものが大勢を占める。やけに試合が止まるのだ。両チームの選手は
DFがボールを持ったとき、外に安易に出してしまう事なくボールを運ぶ事を考え
ている。なのに試合が止まるのはほとんどがファール。
また審判を取り囲む選手達、審判がコントロール仕切れないのは確かに問題
だが、その前に選手達には声を大に望みたい。

私たちは日本一のサッカー競技を見に来たのだ


特に自分の精神をコントロールできない選手はフィールドにはいらない。
この2チームの選手達は技術も非常に高い。自信を持って正当に競り合えば
必ず良い試合になるし、強い方が勝つことになる。

チャンピオンシップの第二試合に期待を持ちたい。

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