横浜フリューゲルスの親会社の一つである佐藤工業が撤退、残る全日空
と横浜マリノスの親会社日産が話を進め、合併する話が起こりました。
新チームの名称は横浜Fマリノスにするとの事です。
ある日突然降ってわいた話にマリノス、フリューゲルスのサポーターと
呼ばれる熱狂的ファンが中心となり、今、合併中止、横浜フリューゲルス
の存続を求める声があがっています。
一サッカーファンとして非常に残念なこの事件の結末が横浜フリューゲルス
のサポーターが要求している最悪選手が一人もいなくなってもチームとしては
地域リーグでもいいから存続する形になる事を願ってます。
(私にできる事は署名することぐらいですが)
今回の件で親会社のうやむやに丸め込もうとする態度に対する不快感
を感じました。
別に親会社がチームに魅力を感じなくなって降りてもしょうがないと
あきらめるしかないと思います。その親会社が他のチームに出資しようと
「節操がない」とは思うが、しょうがない話とも思います。
出資比率7割3割に合わせて現マリノスから18人、現フリューゲルス
から7人で新チームを作るとはいったいどういう意味があるのでしょうか。
本当に全日空や日産が新チームの事を考えているなら、一番強くなる
もしくは将来性のある25人を選ぶはずではないでしょうか。
そして横浜Fマリノスの名称も、なんとも今までのファンへの言い訳
のにおいがします。
特に全日空には見放した横浜フリューゲルスへの言い訳を考える
のではなく横浜マリノスを強くすると言う視点をもってもらいたいです。
話をJリーグ運営の問題に代えると。
地域に根ざしたサッカークラブのはずが企業のもちものとして勝手に
吸収合併されたという流れに見えるが、それをJリーグ側が阻止できな
かったところに実は大きな問題があると考えます。理念を声高にとなえ
ながらも、企業の名前をチーム名からはずすなどのうわべだけで、肝心
の実行部分は精神論だったのではないでしょうか。つまりかっこはつけて
いるけど企業プロスポーツだったのです。
鳥栖、清水と破綻を来したチームはこれまでもあったし、これからも
あるでしょう。Jリーグの運営に際しては、親会社がそのチームを見放した
時の危機回避の方法をはっきりとさせるべきです。今後のJリーグ運営に
関して、経営の諮問委員会を作るとの事ですが、もちろんそれも大事なのですが。
そもそもJリーグの理念である地域のスポーツクラブとは何かを定義
する事ではないでしょうか。そして、企業が見切りをつけても
クラブとして存続させる最低限の道筋はつけてやるべきだと思うのです。
今回横浜フリューゲルスのサポーターが要求している内容が、チームから
親会社が離れるときの最低限の条件としてなんらかの形で残すことができ
ないでしょうか。
日本のプロサッカーリーグJリーグ百年構想というのをご存じでしょうか。
僕はこの百年構想が大好きです。
知らない方はここをクリック
「地域に根ざしたスポーツクラブを、日本中にたくさんつくっていく」
という設立時からの夢を追い求めるものです。
Jリーグができてまだ6年目、まだ地域にねざしきっていないというのは
わかりますがでは、真に地域に根ざしたスポーツクラブというのが全国に
出きるようなアクションプランが本当に展開されているのかというのが気
になります。