サッカーを一番好きになった時の事

 私にとって夢中になれるもの、それがサッカーです。しかし、小さいときから ずっとサッカーを愛していたわけではありません。私が他のどのスポーツより も、サッカーが好きになった瞬間。その日の事を紹介します。
 それは1982年12月13日、高校一年生の冬の事でした。スポーツ音痴の 私が高校でいきなりサッカー部にはいったのは、決してサッカーが好きだからではなく、ただ単にこのままでは何もできないような気がしたから。
でもダメだったですねえ。(未だにプレイは全然駄目です。^^;;) はっきり言って嫌いになりかけてた。

そんな私がこんなにもサッカーにのめり込んだのは第2回トヨタカップ、

フラメンゴ(ブラジル)対リバプール(イングランド)

をテレビで見たときからです。
 いや正確にはフラメンゴがこの試合3−0で勝つんですが、 その1点目

ジーコがヌネスに繰り出したスルーパスを

。 見た瞬間からでした。目を閉じるとあのパスの弾道を今でも浮かべられます。 次の瞬間、本当にこの世に生まれてよかったと思い、体が震えました。
 今にして思えばサッカーの魅力のひとつである創造力が、当時の私の常識を はるかに越えるところで達成されたからでしょうか。
 サッカーがなぜおもしろいのか。
#言葉に上手くあらわせないけど
個にボールが行くたびに表現される蹴球技術。一対一における闘争。
多対多における戦術の争い。そして、チーム対チームの得点の争い。
このすべてをこれからも楽しんでいきたいと思います。

余談・・・。
この文章を書くに当たりフラメンゴ対リバプールのビデオを見直したんですが なんとモーゼルがいるじゃないですか。しかもこのジーコのスルーパスの 直前のジーコへのパスはモーゼルで、ジーコがスルーパスを出した瞬間 その画像の背景にモーゼルがボーっとたっている。マルセイユでメジャーに なる前のピチピチのモーゼル。

お・そ・る・べ・し。

コラム目次に戻る
ホームに戻る