・フォワードのパスだしとかけて4番バッターのバント攻撃ととく(May/20/1999)


日本サッカーの欠点であるゴール欠乏症、いやシュート欠乏症を
思い知らされる試合を連発で見る今日この頃。欲求不満がつのる。
日本五輪代表の試合と鹿島のここ数試合。絡んでいるのは柳沢敦。
柳沢敦って誰かというと、最近CMで唐揚げをあげている人です。
(私みたいなサッカー好きにはわかるけど普通の人は誰だ?とか思って
いるのではないだろうか)
今年のシーズン当初はゴールにこだわるプレイで、強引さも出てきた
のがすっかりまわりを使おうとする選手になってしまった。
そして、シュートもフリーにならないと打たなくなってしまった。
最悪なのが、自分が抜け出したときも、シュートを打たず、味方選手
にパスを出してしまうところだ。
そもそもこれって、4番バッターがベンチの指示でもなく自ら
やたらバント攻撃に出るようなもので、誰がそんなことを期待して
サッカー見に来てるのかって話である。

#ベンチからやたら4番バッターにバント攻撃を命じるのは王采配であるが。
#何のこっちゃ。

そもそも「結果としてボクがゴールしたが誰がゴールを決めてもいい」
とコメントしている間は、信用されないでしょう。

さて、これは、柳沢だけではなく、日本のフォワードではこういうタイプ
の選手(シュートコースが空いてもヨコパスする)が非常に多い。

翻って海外の試合を見て、何が違うかを特に痛感する事は、
シュートコースが空いた時のシュートへのこだわりである。
ヨコパスなどせず、まず間違いなく打ってくる。

ヴェルディ川崎が、予想外に勝ち星を重ねているが、その改造計画では
「1試合20本シュートを打ちます」というものがある。
このコンセプトは実は、日本に必要な方向性をあらわしているものではない
だろうか。彼らにはたぶん、20本シュートを打つことと給料とに明確
なつながりがあるはずである。
いっそのこと柳沢を含めて、日本のFWとの契約には、
ゴールや全体のバランスではなく

一試合のシュート数ではっきりと年棒が代わるようなシステム


にすればどうだろう。
例えば柳沢なら1試合8本シュートを打てなければ減棒していくとか。

シュート!!!シュート!!!シュート!!!
ゴーーーーーーーーーール!!!
打たなきゃはいんないよ。

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