2006年を目指して。

 最近の日本代表のふがいないプレイに、私も寂しさを持っている。Jリーグ バブルがはじけ飛んで、まさしくバブルの絶頂にJに入った選手が中心 となっており、弱々しさをつい感じてしまう。特に、前々回のオリンピック 世代はどの時期にも常に負けてきた選手である。98年のワールドカップ に出場できるかどうかは風前の灯火という感じだ。行けないときは、 私はショックを受けるだろうな。

 このままで、その先の2002年は大丈夫なのだろうかという疑問も 沸いてくるが、いまの本代表の下からは常に世界を意識して戦ってきた 世代になる。

 2002年のワールドカップ開催における強いチームを目指して、日本の サッカーには元々タイムスケジュールがぎっしりと詰められてきた。そして 現に、若い世代は着実と力を上げて行っているようである。これから マレーシアではじまるU-20に選ばれている選手はその世代でありながら 立派にJリーグに出場している選手が中心となっている。

 彼らの頑張りを楽しみにしているが、本心としては、多分2002年には 期待したほどまでにはならないかなあと思っている。過去にメキシコで銅メダル を取った選手達は、元々、その4年前の東京オリンピックを目指して強化 してきた結果が花開いたものだった。今回も2002年に向けてスケジュール がたてられているだけにそこには間に合わず、ピークはおそらく2006年 ではないだろうか。

2006年ワールドカップベスト4

を夢見る今日この頃である。

もう一つ大事な事それは、メキシコ以降のサッカーの衰退を繰り返しては いけないという事。サッカーバブルがはじけ飛んで、しかし、Jリーグ開幕 前よりは人は競技場に足を運ぶようになっている。この人達が2006になって も足を運んでくれていたら初めて、日本のサッカーが本物になるのでは ないだろうか。

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