■ミラノでのサッカー関連の話


ピンクのスポーツ新聞ガゼッタデルスポルトを手に振り返る。
コパイタリア準々決勝第二戦全般

寒いミラノではコパイタリアの準々決勝第二戦ACミランVSボローニャ を見てきました。実はこの週はコパイタリアウイークで、他の3試合も やってました。というわけで
*12日ラツィオ対インテル(第一戦の結果1-1)
ホテルでテレビ観戦
「くそー。このカードの方がよかったのに。」 しかし、真剣さは伝わるが2日前に戦ったばかりの2チームは 動きが重たかった。 ちょうど高校サッカーで連戦を戦って上の試合で前の試合に比べ異常 に出来が悪い試合があるそれと同じだった。 試合はペルティのナイスシューで決まり。 熟睡中の妻を揺り起こし、インテル勝ったよ!!というと へらへら笑いながらVサインを作り、私の鼻の穴につきさして また寝てしまった。
・・・まじかこいつ。
*13日ミラン対ボローニャ(第一戦の結果1-1)

ACミラン(4ー3ー3?でもそんな感じ。)
FW ウエア
FW   シモーネ           サビチェビッチ
MF  ボバン       
MF       アルベルティーニ アンブロジーニ
DF ココ  
DF      マルディニ      タソッティ
DF            バレジ
GK   イエルポ

ボローニャ(5ー3−2??)

FW       11   20
MF 18
MF 6   14
DF 15   5    2    3
DF        16
GK         1    

この日のACミランはモダン焼きのもととは全く無縁のサッカー。 前の人は前の人、後ろの人は後ろの人で、FWとDFの間が長く 間延びしている。 バレジはただのどかげりスイーパー。一人一人がうまいACミラン がボールを支配する時間が長いがただそれだけ。

ボバンのプレイからは悲しみのため息がもれる。 なんであんなにボールに絡むのにあんなに精度が悪いのか。 「ちゃんとやれー。おもしろくないぞー。」by(あ)
サビチェビッチも乗ってなかった。
乗ってないときのサビチェビッチはそう、一瞬にボールをとられる。
怪人は、2〜3人DF引き連れているが、いかんせんマークがきつく 抜けない。
一人アルベルティーニがあいている人にいい人パスを出しまくるが いかんせん、そこからのビジョンがなくシュートにいたらない。
次第にボローニャが得意のパターン(おそらく)を創り出す。 3番の右サイドのオーバーラップ&センタリング、 その精度が悪いので得点にはいたらないが、いい形。 ボローニャ右サイドの崩しに対応するココはオーバーラップできない。 ボバン、シモーネあたりが相手右サイド3番のあがった 後をつくが全然崩せず。 ボールをとってはミスをしてボールをとられて。右サイドもうーん。
そうこうしている間に前半終了。
前半の途中から2列前のおやじと1列前のおじじが喧嘩をはじめる。 ボバンがミスパスをするたびにおじじが文句。 おやじが振り返っていい返す。 バレジがどか蹴りして相手ボールになるたびにおやじが文句。 おじじがいい返す。 試合よりそちらのほうが気になってきた。(おちつけイタリア人。)
ハーフタイムではこの2人顔をつけあわせてずっと大声で喧嘩。 すやすや眠る妻が私の傍らに。 おいおいこんな喧嘩の後ろでよく寝れるなあ。 しかしそれにしても寒いよなあ今日は、えっ?雪?
どうなることやら…。(そのさん)
大粒の牡丹雪が吹き荒れる中、後半がはじまる。
そしてとうとうミラニスタに悲しみが。 ボローニャ選手のミドルシュートが誰かの足にあたりゴール!!! (なんとバレジだったようだ。) ついにボローニャが先制。 と、その時まわりの人が結構立ち上がって大声を出してる。 おー。ボローニャのファンもいるんや。あれっ。 そう、立ち上がっている人は拳を天につきあげて怒ってるだけ だったのです。 別にサポーター席(ゴール裏)でもないのに。こわいよー。 こんなの初めての経験。
そして点をとられてから5分ぐらいすぎたときバーン!! ・・・銃声??「怖い。」・・・
#今にして思えば銃声ではなくて、爆竹の音だったかもしれない。
#まさかね。

後半40分をすぎても1ー0のまま。席を立つ私たちが歩いて 競技場をでようとするその時、 サビチェビッチがひっかけられPKを得る。 少ないサンシーロのファンの声が競技場中に響きわたる。 そしてゴーッル!!追いついた。まじか。延長??

さすがにちょっと寒いしつきあいきれんと思い、競技場をでていく途中 で一度外にでていってたミラニスタの何人かがうれしそうな顔をしながら 走って戻ってくるではないか。まじかー!!
#あっこさんもあきれかえるほどにこにこしながら
#走って戻ってくるんだから。
#おまけに8時始まりだからもう10時やで。
ミランが負けたのを知ったのはホテルでのニュースを見たときだった。 いったいミラニスタ達は荒れ狂ったのだろうか。ああおそるべし。
#今日サッカーダイジェストを見て初めて知ったけど、延長でバレジと
#サビチェビッチ退場になってたのね。

*フィオレンティーナ対パレルモ(第一戦の結果1-0)
フィオレンティーナはバイアーノ、ルイコスタの2得点で 2-1(通算3-1)でパレルモをくだしたようです。
*14日アタランタ対カリアリ(第一戦の結果0-1)

両チームディフェンスがさしていいわけでもなく、ホームのアタランタ が負けている事から壮絶な試合でした。
得点経過
トバリエーリ(前半19分) 通算1-1
モルフェオ(前半25分) 通算2-1
私たちが試合をテレビで見始めたのは、ハーフタイム、 「アタランタ逆転したんや。しかし雪つもっとるで。」
というまもなく ブレッサン(後半3分)   通算2-2
アウエーゴール2倍でカリアリリード
隊長トバリエーリの好きな私たちはなんとなくアタランタを応援。 カリアリはオリベイラを中心に攻勢に出るが、持ちすぎプレイが 我が妻には合わなかった。 しかし、
シルバ(後半33分)通算2-3 
これで2点とらなければアタランタの勝ちはなくなる。 「終わったな。」 しかし、ここからアタランタはトバリエーリが中山隊長スーパーになる。 ゴールへの気迫おそるべし。
ピザーニ(35分) 通算3-3(カリアリリード)
トバリエーリ(37分)通算4ー3
沸き返るアタランタサポーター。
特に最後の得点は体ごとはいっていくような気迫のゴールでした。 ロスタイムにはおぃおぃというどふかしもありましたがトバリエーリ おそるべし。
楽しかった。^_^

#コパイタリアに対するセリエA上位チームの戦いはどうしてもおまけ。
#UEFAの圏内のチームはセリエに照準を合わせる。
#それでセリエでUEFAの圏内ではない
#もしくはぎりぎりのチームやBのチームの真剣との争いとなるのです。
#結局カードとしてはセリエの3番手グループどうしの争いなのに一番
#おもしろい試合でした。

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