1.アルマトイへの長い長い道のり
10月 7日(木)
自宅から成田空港へ
明日の機内での楽しみにとガマンしてとっておいたサッカーマガジン/
ダイジェストを詰め込み、一路成田へと向かう。私もあっこさん(妻)も
眠かったが、10時成田集合なので、それに合わせ、南武線から東海道線と
乗り継いだ。東海道線は通勤客ですし詰めで、海外旅行に行く荷物を
持っている者にとっては、過酷な時間だった。20分強のツライ時間を
すぎると後は東京駅9時発の成田エキスプレスに乗り込んだ。10時定刻
に成田空港第二ターミナルビルに到着した。
JTBのツアーのチェックを済ませた後、両替をしようとするが、円から
ルーブルに代える事が出来ない事がわかる。「しょうがないや現地で代えよう」
という私。あっこさんは米ドルにいくらか代えていた。
ツアーの客層は、香港の時と違い、男性が8割型であった。またそのうち
何人かは年輩の方だった。全部で32人であった。
成田空港からモスクワへ
成田の出国手続きを終え、いよいよ12時に長いフライトが始まる。
一度ウズベキスタンに行っていて、その遠さがわかるだけにちょっと気が
重かったが、サッカーマガジン/ダイジェスト、空港で買ったナンバー、
そして何よりあっこさんとのおしゃべりで時間がすぎていく時間が前より
早かった。
モスクワまでのフライトでは左横に添乗員さん(女性)が座っていた。
彼女は気を使ってか、私たちにサッカーの話をしてくれた。R・バッジオ
が好きだという話をする彼女。私たちは手にしたサッカーダイジェストの
JoMoカップの宣伝のページを開け、
「帰国した日にバッジオを日本で見られますよ!!」と教えてあげた。
あせる添乗員さん。すると、私の前の席の人が一人は、JoMoカップの
チケット、そしてもう一人はFC東京のJ2のチケットをゆらゆらさせ
ながら、「帰った日にサッカー見なきゃ」と言っていた。あせる私たち
だった。
モスクワ時間18時半すぎ、シェリーネーティブ第二国際空港に到着。
入国審査で二枚の税関申告書を見せるが、貨幣の数字が小さいので、貧乏人
扱いされ、さっさと通れという感じだった。私とあっこさんは緑の
ゲートを通った。ツアーの人の中では、税関申告書にはんこを押して
もらった人もいて、なぜ人によって違うかわからず動揺した。
#実は緑のゲートと赤のゲートがあり、赤のゲートの方にいけばはんこを
押して確認してくれるが、緑ははんこどころかまともに見てもくれなか
ったのだ。
モスクワからアルマトイへ
シェリーネーティブ第二空港から、旧ソ連への発着が多いシェリーネー
ティブ第一空港へと向かう。外はモスクワと思えないぐらい暖かかった。
革ジャンをせっかく持ってきたのに、なんだこれはって感じ。
次のフライトまで2時間ぐらい余裕があったので、あっこさんと空港の
外で球蹴りをした。モスクワの子供が一人近づいて来た。一緒に球蹴り
したそうな顔をしてたのだが。蹴ってあげれば良かったなあ。
さて時間つぶしが済み、カザフスタンに向かう。出国審査で
先ほどのロシア入国ではんこをもらっていなかった人たちに対して
審査員からクレームがついた。わけのわからない私たちは呆然と
するが、ロシア駐在のJTB添乗員が説明してくれ通してくれた。
しかし、態度が悪い審査官。荷物審査では、ミニ空気入れが引っか
かった。ボールに空気を入れるマネをすると、一瞬受けたのが唯一
の救いだった。
フライトは22時55分、トランスエアロに乗ると、機内食以外
は眠りこけていた。しばらくして起きるとまだ外は暗かったが
アルマトイの空港に着陸するところだった。
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