決戦の地UAEへ、楽しい楽しい大冒険
■出発
9月18日、ついにアウエー第一弾出発の日が来た。
高鳴る気持ちと妻と離ればなれになる寂しさを覚えながら
9時に羽田空港に向けて家を出た。
■羽田空港
11時羽田空港に到着、早速カテゴリー1へ行く。代表グッズが
ある一角を占めている。Jリーググッズも大事に扱ってくれい。
さて、カテゴリー1を出て、集合場所へ行こうと歩いていると
前からせざーると声をかける人物、本当におかみが来てくれた。
そして、おかみお手製のはにどぐうちわだ!!!!
可愛いぞ、かっこいいぞ。
いきなり楽しい気分になった。
おかみが「極悪を極めろ」と「別に」のどっちがいいかと聞いてきた。
悩んだ末に極悪を選んだが、後から思えば
暴走族系(変なサポーター集団)に勘違いされがちなキャッチフレーズ
だったと感じた。
いやーいろんな人にうまく説明できなくて。
秋田と言えば極悪でしょう^^;;と言うのが分かってくれないとなかなか
難しい。現地アブダビで働いている50代のおじさんに説明するとき
は赤面しながらしたのでした。
集合場所で近ツリの添乗員が
「日本一過酷な0泊4日ツアーへの応募ありがとうございます。」
と言った。はじまった。愉快な愉快な大冒険が。
私のいでたちは、下はGパン、上は4年前のシェラトンドーハで売って
いた最終予選Tシャツ。4年前を引きずる私はもう過去の人かもしれない
と訳のわからん事を考えたりした。
■羽田から関空への機上にて
いきなり横に座っている人に、
「ドーハでのTシャツですよね。私も行ってました。」
と言われる。
「あのとき、何で武田を出したんでしょうね」と言われたので
「そうじゃなくて、イラン戦の前半終了間際でしょう。」
と会話を交わした。
今回のツアーはリピーターが多いようだ。他にもアンブロカップ、
マイアミ組、オマーン組がいた。
■関空からシンガポール機上にて
機上ではJリーグ1stステージハイライトなる謎のビデオが放送
されていた。たぶん全日空のオリジナル。
こんな所に出てくるコメンテーターと言えば、
ジャンルカ冨樫とだいちゃんしかいないでしょう。
全くこの人たちはどこにでも出てくる。
ジャンルカの2ndステージの展望なるコーナーはまったく情報量が0
だった。fluの練習に混ぜてもらうジャンルカがたまたま出した足にボール
があたったのかボレーシュートが決まるシーンに卒倒しかけた。
フェルナンドインタビューコーナーもありさすがは全日空と思わせる
おそるべしビデオだった。
謎のジャンルカが選ぶ1stステージベストゴール10、なんでお前が
えらんどるんじゃとは思ったがまあ、時間つぶしにはよかった。
■シンガポール−UAE機上にて
カタールに行ったときはパキスタン経由で、パッキー−カタール機上は
壮絶だった。しかし、今回は、エミレイツ航空で機内食もまともだった。
(しかし、機内食だらけの人生で飽きてきた。)
途中、モルジブのマリに一度着陸した。まるでバカンスの島だ。
いきなり機内の放送がアラビア語?、英語に加え
「シニョーラ、シニョーリ、ボンジョールノ」
とイタリア語が加わった。イタリア人のバカンス地なのだろうか。
あまりに時間があるとつい4年前を回想してしまう。
あのころはまだ、嫁さんのこともメーリングリストの中でしかしらなかった
とか、あの時はぎゅうちゃんや大橋君やぶちょーがいたのに今回
はやけに寂しいとか。
そう言えば、ぶちょーは風邪を引いてごんごん咳をしていたのに
やたらUNOが強くて、こいつはなにものだと思ったものだ。
なんのこっちゃ。
後藤健生の本「日本サッカーの未来世紀」を読みながら、
日本は4年前と比べ強くなったかどうかを自問自答していた。
私は強くなっていると思いながらも、心のどこかで本当にそうだろうか
と言う問いかけをする自分がいるのを感じた。
自信を持ってYesと答えれるようになりたい。
これから観戦するUAE戦をものにすれば、折り返しトップが見えてくる。
しかし、負けてしまうとやばい。私は引き分けを十分視野に入れて
戦ってもらいたい。それがかなうなら4年前からの進歩だと思う。
ああ、さすがに体力も限界だ、早くドバイに着いてくれ、そう願うのだった。
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