UAEについに到着、石油王国の素顔


■ドバイ空港


ついについた。飛行機から解放されてほっとする。
入国審査では、一日滞在しないので簡易入国扱いとなる。5人一組で
パスポートを没収され、代わりに紙切れ一枚渡される。大丈夫か。
入国審査の親父が「どっちの国が勝つと思うか?」と聞いてきたので
「もちろん Japanや!」と英語で答えると、通せんぼのふりを 
された。なんやあいつ。

このあと大きな荷物を持ってきて、預けていた人は顔面蒼白。
なんと、出てこないではないか。空港の人に添乗員が何度も確認して
やっと出てきた。いい加減なのかいやがらせなのか。

空港の外に出た。むちゃくちゃ暑いと思っていただけに、このぐらい 
だったら日本でもあるじゃないのと感じた。多分40度くらい
(後でこれがマチガイであることがわかる)

ツアーの一人が
「ホクトベガ(馬)のお墓におまいりにいきます。」と言って
去っていってしまった。どよめきがおこった。いろんな人がいるものだ。
(彼とはホテルで再度合流した。)

真夜中(たぶん4時半)だというのに、いきなりお祈りを捧げる人たち。
イスラム教徒はおそるべしだ。

■ドバイからアブダビのバスにて


ドバイは立派な街だったが一歩外に出るとただの砂漠である。
どこまで言っても両横は砂漠。(砂と枯れた色の雑草、木)
出てくる看板で一番多いのはペプシコーラ。車はやはり日本車、特に
トヨタが多く走っていた。後はBMW、ベンツ。
マンションらしき民家の上には必ずでっかいパラボラアンテナがあった。
また、なんでこんな何もないところに人がおんねんという場所で
急に人がぽつりといたりする。新聞の売り子だったりする。こんな
ところで売ってて採算はたつのだろうか。不思議だ。

アブダビに近づいたところで、教習車があった。なんと助手席と運転席
の両方にハンドルがついている。どうなってるんだろう。おそるべし。

そしてアブダビ市へ。
アブダビ市は高層ビルが立ち並ぶ。(そのほとんどがホテル)
そして、その中にイスラム寺院がぽつぽつとあった。

■アブダビホテル・フォルテグランデとアブダビ市街


なんと超最高級ホテルに到着した。
ここに一泊できないとはつらい。ああ一泊したい。
そこのホテルには日本語ができる女性が働いていた。恐るべし、近ツリ。

ホテルは、海沿いにある。私はまず海へ向かった。その海岸線は、ドーハの
時と同じ。舗装されていて人工的だがきれいな海岸線。ジョギングする人、
そして日陰でたたずむ人。

しかし、人があまりいないと思ったが、後で考えるとこの日は金曜日で皆
お祈りをささげに言っていたらしい。つまりこの日出歩いていた人は
イスラム教徒ではないイラン人や西洋人だったのだ。

海辺を西に歩いていくと火山型のモニュメントがあった。ただ、噴水が出
ているだけの奇妙なもの。

ここから街の中に戻っていった。スーク(市場)があった。その中もやはり
金曜日だからかがらんとしていた。スポーツショップが一件あったので
はいっていったら、イラン人ぽい人に3人ぐらいに囲まれ、なぜかポーチ
(あっこさんに借りた)についていたTigersのミサンガを奪い取られた。

スポーツショップを出て歩くと、道でカレーについているナンみたいなものに
ビーフを切り裂いたものを挟む変な食べ物を売っていた。2.5ディルハム。
(75円)まずーーーー。なんて味や。ジューシーで腐ったような味だった。

あるホテルの一階では、4件のスポーツショップが軒を並べていた。
でもどこも中身は変わらない。テニスとサッカー、後はジョギング用品、
バスケット。
 レプリカは、ブラジル、イタリア、チェコの代表もの、それ以外では
パルマのレプリカがあった。バルサ、ユベントスはなかった。
(kappaがなかった。)

どこにでもあるのは、マクドナルド、ケンタッキー、31アイスクリーム
ここにももれなくあった。

金曜日は何もない。つまんないので10時すぎにホテルに戻った。
そして、14時に集合だったので13時まで眠りにつく。一瞬にして寝れた。
起きて、あわてて、昼飯を買いに、マクドナルドに向かう事にする。
ホテルを一歩出た私はとんでもない暑さを感じる。なんだこれは。
口を開けると、熱気が口の中まで入ってきて苦しい。
なんか虫眼鏡の焦点を当てられているような気がする。
その中をマクドナルドまでちょっと小走りにいったら、若干めまいを
覚えた。
あとでツアーメンバーに聞いたところによると58度まで競技場の
温度はあがったらしい。 
(ホントかどうか定かではないがとんでもなく暑かった。)

マクドナルド、Bigmacの値段は10ディルハム(300円)
大きかったが味が濃かった。

ホテルに戻りフロントでほおばっていると、横に清水のおっさんがいた。
こんなおっさんでもサインをほしがる人はいるようである。私は
松木は好きだが清水は大嫌いだ。

そうこうしているうちに競技場へ向かう時間が近づいた。さあ決戦だ。

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