遠い空タシケントへの旅
■出発
10月10日朝7時、眠い目をこすりながら起きた。今回まさかもう後
がない試合を見に行くことになるとは思わなかった。
この1ヵ月は、まさしくため息の連続だった。1ヶ月前には、順調な船出
をした加茂日本は転覆、中央アジアで、コーチの岡田が監督になるという
非常事態である。
■成田空港
11時成田空港集合、45人程度のメンバーだった。
今回近ツリはカザフーウズベ連ちゃんのツアーしかなく、JTBは
カザフのみ、ウズベのみのツアーになっていた。
今回は休日なので妻が成田まで見送りに来てくれた。優しい。
今回は電話もうまくかけれるかどうかわからない。
これから5日間ほったらかしにしてしまう。すまないと思う。
出国を終え、ロビーにいるとハニドグうちわに興味を示すおばさま
二人連れ(同じツアー)が現れた。いきなり私より人気者のうちわ。
■アエロフロートでモスクワからタシケント
今回の飛行機はアエロフロート、ロシアにはこんな事でもないといかない。
モスクワまでの10時間、機内では退屈だった。
横の席になった人は、今回同室になり行動をともにする事が多かった。
ヴェルディというより古くの読売クラブファンの30代後半の彼、
奥さんがファンをしている横浜フリューゲルズと、子供が好きな
鹿島アントラーズ。
やはり時間があると、韓国戦の話、加茂周の話になってしまう。
今回の読み物は後藤健生の「世界サッカー紀行」。世界のあちこちのサッカー
の気質みたいなものをそこに住む人たちの文化を軽く触れた後に述べられて
いる。
ヨーロッパの章を1国また1国と読み進んだ。そういえば、10.11は
ヨーロッパでも熱い戦いが待っている。
モスクワ、シェーリーネーチェボ飛行場に現地時間18時頃到着、
なぜか拍手喝采が日本人以外からわき起こる。
#もしかして、そんなに危険だったのか。^^;;
モスクワでの入国審査、これが大変だった。一人あたり5分ぐらい
かけて、顔を眺め回す。何やっとるんや、さっさとせいと思うが容赦
なし。しかも一人終わると、嫌そうな顔をしながらまた一人嫌そうに
呼ぶ。18時半になると、いきなり並んでいた列のシャッターがおり
女性の審査官が「じゃお先ー」と、さっそうと帰っていった。
つらい。1時間以上かかってツアー客全員の入国を終えた。
モスクワは寒くて寂しげ。どの人もしゃべらない、顔の表情がない。
#たぶん、むこうからすると何をぺちゃくちゃしゃべっとるんじゃ
#ジャポネはと思ってるんでしょう。
トランジットでしばし休むことになったノボテルというホテルで妻
に電話した。寝てるのを起こしてしまったようだ。^^;;
モスクワからタシケントは旧国内飛行場だった空港に行く。
この出国審査がまた時間がかかる。同室の彼はなんと出国審査の女性
#そう言えば女性が多いな。入出国の審査。
にロシアのビザの顔とパスポートの顔が違うと難癖をつけてきた。
ちなみに私が見る分には全く一緒。なんなんだ一体。
5時間のフライト、寝て、機内食を食って寝て
起きたら到着した。遠い空、タシケントだ。
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