Jpn vs UAE

日本 1−1 UAE

日本
  カズ  呂比須
     北澤
  名波    中田
      本田
 相馬         名良橋
     斉藤 秋田
     川口

対するUAEは、アドナンアルタリヤニ、モハメドアリの切り札を
スタメンに使ってきた。また、UAEで右サイドだったアリハッサン
がかなり中に絞っていた。

前半、いきなり押していく日本、2分にファーストシュートを打った
呂比須が3分、右イドからのミドルシュートが左ファーサイドに
つきさした。見事な先制点!!
その後も日本ペースがしばらく続く。
しかし、同サイドの短いショートパスでのパスミスが何度か続き(名波、本田)
少しずつ、UAEがペースを取り戻しはじめる。
 勝ってるはずが、どうも落ち着かない。
それでもいままでとの違いは、フィニッシュまでいきそうな雰囲気を
感じることと、中盤を制していること。呂比須は縦横無尽の大活躍。

流れを断ち切ったのは、この時間帯に何度か繰り返した不用意な
反則からのリスタートだった。36分、
モハメドアリの右からのFKがどんぴしゃで、ファーの選手
に合った。頭で合わせ、右にヘディングシュート、無情にも
ゴールが決まる。ついていた斉藤が競らなかったのが悔やまれる。

同点に追いつかれた後もなんとか攻めようとする日本だが、
シュートへの意図を感じないパス回しが多くなる。UAEが次第
にラインをあげていく。完全に膠着状態で前半が終わる。

・カズは全然ダメ。後半は代えた方がいいと感じる。
・FW、MF、DFの位置関係が変わらなさすぎる。

 後半、誰も変わることがなく試合が再開された。
UAEペースが続く。遠いところから呂比須の頭を
ねらっている割には、ねらっているところを大きくはずれる
センタリングが続く。
中田は、両サイドへの信頼をなくし、縦にいそぐ。ここ何試合か
見続けているパターンにはいりはじめる。

選手交代で本田に代えて山口、何がしたいのか。
しかも山口ははいってきていきなりミスパスをはじめる。
60分、呂比須の直接FKがはずれる。
65分、名良橋のロングシュートはポストにはじかれる。
70分から80分は逆にUAEの怒濤の攻撃、右サイドからの
浮いたボールが川口の頭を越え枠に行く、なんとかパンチングで
逃れるが、コーナーから何本かのシュートを体で止める。
この後も、山口があやうく自殺点になるクリア、その後のコーナーキック
どんぴしゃヘッドもなんとかバーで逃れた。
76分城はなんと相馬と交代したが、DFの枚数を減らすのではなく、
なんと名波がDFをやっている。それなら相馬を減らした意味
がない。

城と呂比須とカズが重なる。城のトップ下はこれまた彼の持ち味を
引き出せない。残り10分は明らかにDFの枚数を増やすUAE、
時間もたっぷりかせぐ。熱くなる城が不服を審判にとなえイエロー、
時間は過ぎる。

1分半の短いと感じるロスタイムだが、そのまま試合終了した。

試合終了後の国立には、サッカーを愛しているものには悲しい事(暴動)
がおこったようだ。この件に関してはそのうちコラムで触れたい
と思う。

この試合は日本のW杯出場に非常に厳しい結果となったが、私には
日本のW杯出場がどうかはもとより、潜在能力を発揮した試合がないこと
が本当に悔しい。残り2試合、現日本代表のサッカーを僕らファンに
表現して欲しい。


W杯観戦記目次へ
ホームに戻る