日本
城 中山
北澤
名波 中田
山口
相馬 名良橋
井原 秋田
川口
出場停止の2トップの代わり、城の相棒は誰かに焦点が絞られていた。
中山だった。異様な雰囲気に包まれる国立競技場で主導権をにぎったの
は日本だった。中山の裏をねらう動きに
つられるカザフDF、そして、韓国戦でもくずし続けた左サイド、
相馬と名波のからみがよく、相馬の高い位置でのプレーが連続したチャンス
をうむ。北澤のシュート、中山のヘディングとシュートが続いた。
そして良いムードのまま。
12分左サイドからの中田のCKに合わせたのは秋田のストロングヘッドだった。
このW杯で攻守に大活躍の秋田が決めてボルテージがあがる。
14分、城のヘディングシュートははずれる。
16分、欲しい追加点は名波の縦パス、相馬のセンタリングから中田が決めた。
いい攻めはしているがたまにミスがあり、シュートにちかいところまで持って
いかれるのはもったいない。前半には4回そういうシーンがあった。
もう、変なミスさえしなければ点をとられる事はない。
44分、なんども裏に入り込んでいる中山が名波の右からのFKを体ごと
押し込む。
なんと3−0で前半を終えた。
・攻めている時間帯と回して休んでいる時間帯をうまく使って
効果的な日本イレブン
・高い位置でのワンタッチでのパス回しができる。
・相手DFとGKの間に入り込む中山は驚異。シュートミスの連発は
中山の実力ではしょうがない。しかし、攻めに活気が出る。
・カザフの右(日本の左)で日本は常に2対1のシーンを作ると共に、
カザフの右サイドがざるで、相馬の突破を止められない。
後半、こうなってくると城にゴールが欲しい。50分、城のシュートはポスト
に嫌われた。カザフスタンが高い位置でボールをとりに来はじめ、DFラインが
若干下がりだした。左サイドの攻撃もやや疲れがではじめる。
メンバ交代は64分、中山に代わり高木、精細のない右サイドを名良橋
の代わりに栄輔。
67分、井原が右コーナーをインサイドボレーで決めた。
この後、高木では、相手DFの組織は崩れない。徐々に日本陣での攻撃をしいられ
何本かの不用意なファールがあった。そして、73分、
正面やや右20mぐらいのFKを直接決められてしまう。
79分、ちょっと押されていたムードだったが、高木が右アウトサイドで
軽く触れて決めた。
83分、北澤に代えて森島、森島は元気いっぱいに走っている。落ち着け。
残り時間はマイボールを大事に回し、試合終了。
そして日本はマレーシア・ジョホールバルへの切符を手に入れた。
・相馬には何かがとりついていた。良かった。
・オランダ主審の厳格なジャッジ、秋田が黄紙ひっかかるんじゃないかと
冷や冷やした。
・今日の前半は今予選最高の出来だった。次の試合でまた見せて欲しい。
・中田よ切れるな。
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