■決勝トーナメント
(◎:すごくおもしろい ○:おもしろい ▲:うーん、ふー。)
決勝
7月12日
フランス 3−0 ブラジル
序盤から攻勢のフランス、右サイドからのCKをジダンが頭で合わせて
先制。そして前半終了間際、左からのCKをまたジダンが頭で合わせた。
ブラジルは、中盤のデシャンのラインでだいたい攻めをつぶされている。
後半にはいってもブラジルは攻めれない。フランスは途中、デサイが不用意
なレッドカードを食らうがそれでも守りのバランスを崩すことなく
ロスタイム、プチが最後に1点を取った。ブラジルはロナウドを代える
事が出来なかったのが痛かった。
3位決定戦
7月11日
クロアチア 2 − 1 オランダ ▲
オランダは中盤のDFをおろそかにし、それがクロアチアにチャンス
をもたらした。先制したのはクロアチア。パスを受けたプロシネツキが、
オランダDF3人を強引に振り切りゴールを奪う。しかし20分すぎ、
ゼンデンが、右サイドからドリブルして、真ん中でシュート、変な回転
がかかって同点ゴールが決まった。36分、右サイドアサノビッチが
キープし、真ん中のボバン、さらに流し左のシュケル、落ち着いて右隅
へシュート、得点王が確約となる6点目をゲットした。
後半、オフェルマルス登場、しかしトップの選手に上手く合わない。
この試合で精彩を欠くベルカンプは途中交代となった。クライフェルト
も決定的チャンスを何度もミス。後半は試合を支配しながら
オランダは負けた。クロアチアGKラディッチのパフォーマンス
は今大会を通じてすごかった。クロアチアは3位を獲得した。
準決勝
7月8日
フランス 2 − 1 クロアチア ○
フランスが前半、点を取ろうと果敢に攻める。特にジダンは、
FWにまかせず(信用せず?)どんどんシュートを打つ。
しかし、決定的シーンと言うまでにはいかない。
30分すぎぐらいから何度かクロアチアが攻め返した。前半0−0
の折り返しはクロアチアペース。
そして後半開始早々アサノビッチのロングボールを中で受けたシュケル
が今大会5得点目となる先制ゴールを決めた。しかしその後1分も
たたないうちにテュラムが前でボバンからボールを取り、ジョルカエフ
とのワンツーからゴールを決めてすぐに同点においついた。
69分にはついにそのテュラムがまた得点を決めついに勝ち越す。
しかしブランがなんとビリッチに張り手をし、74分に退場となって
しまう。(黄色でもいいのにと思った。)
その後、クロアチアの反撃に耐えフランスが決勝に進出、決勝戦は
前回優勝国対開催国という好カードになった。
7月7日
ブラジル 1 − 1 (PK4−2)オランダ ◎
前半は、一進一退、どちらかというと、オランダが押して進んだ。
どちらも攻めをの糸口を探していたが、オランダが警告2枚で
出れないカフーの代役であるゼ・カルロス側を狙ってなんどか
チャンスを掴んだ。
しかし後半開始20秒、ロナウドが抜けだし今大会4点目をきっちり
奪う。ブラジルは引き気味になりながらも何度かシュートまで行き
このまま終わるのかと思った87分、ロナルドデブールのセンタリング
からクライフェルトがヘディングでゴールを決め同点に追いついた。
延長は何度かブラジルが左サイドを崩すがセンタリングが合わない。
ロナウドが何度かドリブル突破、シュートまでにオランダDFがなんとか
体を寄せると言うシーンが出てくる。そして、さすがに消耗した両チーム。
PKに入る。
ロナウド ○ ○ F・デブール
リバウド ○ ○ ベルカンプ
エメルソン ○ × コクー
ドゥンガ ○ × R・デブール
タファレルが2本止め、ブラジルが決勝に進出した。
準々決勝
7月4日
クロアチア 3 − 0 ドイツ ▲
ドイツが常に攻勢、何度もCKを得、センタリングなどから
チャンスを作るが点が入らない。ところが前半30分、試合の
流れを変える大きなプレイがおこった。シュケルがドリブル突破
をはかったところをベアンスがひっかけてレッドカードを受ける。
前半終了間際には、スタニッチが右から流したボールをヤルニが
ミドルシュートで先制。後半、ドイツが勝負に出ようと攻めの
枚数を増やしたところで、ブラオビッチがまたミドルシュート、
そして後半40分すぎにはシュケルがゴールを決めた。
アルゼンチン 1 − 2 オランダ ○
先手をとったのはオランダ、誰かが左へういたパス、これをベルカンプ
がわざありのヘディングでの折り返しで、久々登場のクライフェルトが
シュートを決めた。アルゼンチンは、オフサイドトラップの裏をつき
クラウディオロペスが、ファンデルサールをまた抜きシュートで追いつく。
後半はオランダが常に攻勢。しかし75分ヌマーンがレッドカード退場。
断然優位に立つはずのアルゼンチン。しかし攻めきれない。
後半40分すぎ、オルテガがペナルティエリア内でダイブ。
しかも寄っていったファンデルサールのアゴに頭突きで、レッドカード
退場となる。その直後、長いボールを右からベルカンプがナイストラップ
で切り返し、右足アウトサイドでファーサイドに落ち着いて決めた。
7月3日
フランス 0 − 0(PK4−3) イタリア ○
フランスが攻めるがイタリアががっちりと守り、予想通り
の守備戦となった。ジダンのラストパスも決められないフランス。
イタリアは後半デルピエロに代えてバッジオを入れてから
おもしろいチャンスを何度か作るが不発。PK対決は、先に
リザラズが外したがアルベルティーニがなんとおつきあい。
最後にディビアッジオが外して、フランスがベスト4に進出した。
ブラジル 3 − 2 デンマーク◎
開始2分でデンマークが直接FKをすぐにはじめ、メラーが
決め先制。ブラジルは10分にはロナウドのパスをベベトが
決めて同点に追いつく。ロナウドは前半の間にリバウドにパス
を出し、これにより、リバウドが決めて勝ち越した。
しかしデンマークは後半ロベルトカルロスのクリアミスを
ブライアンランドルップが決め同点に再度おいつく。
リバウドが中央から豪快に決めまたつきはなした。
その後もデンマークは何度かチャンスがあった。大善戦だった。
1回戦
6月30日
クロアチア 1−0 ルーマニア▲
そのうち現地観戦記で。
アルゼンチン 2−2(PK4−3) イングランド ?
6月29日
ドイツ 2 − 1 メキシコ ◎
メキシコに先制されたドイツが後半残りを、ゲルマン魂で逆転
に持ち込んだ。クリンスマンの同点シュートの後の、ビアホフ
の逆転シュートにドイツの強さを見た。
オランダ 2 − 1 ユーゴスラビア ◎
オランダの先制に対し、ユーゴがストイコビッチのFKに
合わせたヘディングシュートで追いつく。ユーゴはストイコビッチ
交代後、バランスを崩しはじめる。それでもミヤトビッチが
PKを得るがこのPKをなんとはずした。逆にオランダは終了
間際にダービッツが強力なシュートを決め、接戦をものにした。
6月28日
フランス 1 − 0 パラグアイ▲
ジダンのいないフランスはなんの楽しみもなく時間が過ぎていく。
パラグアイは相変わらず、点が取れる形にならない。勝敗のみ
が興味の対象となる試合の結果は延長でDFのブランが決め
フランスが勝ち上がった。
デンマーク 4 − 1 ナイジェリア ◎
そのうち現地観戦記で。
6月27日
イタリア 1 − 0 ノルウエー▲
ノルウエーは、楽しみのないチーム。イタリアはビエリが確実に
チャンスをものにしたあと、勝利のみをめざし、このままタイム
アップした。
ブラジル 4 − 1 チリ ◎
そのうち現地観戦記で。
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