仮想フランス98W杯。

 W杯が近づくたびに本大会がどうなるか、ああでもないこうでもないと
思い描くのは、サッカーが好きな人だけに与えられる楽しい娯楽である。
本大会の1ヶ月の闘いを、頭の中で思い描くままに書きつづってみる。

1次リーグ1回戦

6月10日 A組
17時半(日本では6月11日)快晴のパリ、サンドニスタジアムで
の開幕ゲーム、前回優勝のブラジルは、ちょうどいい相手であるスコットランド
に対し、ロナウド、ロマーリオの2トップが1点ずつとる理想的な闘いで
初戦をものにする。21:00からはじまるモロッコ対ノルウエー
高さを武器にする北欧の雄ノルウエーが、後半にこれまた今回注目される
フローの得点で勝つ。
1位ブラジル    1勝   勝ち点3 得失点差+2 得点2 失点0
2位ノルウエー   1勝   勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
3位モロッコ      1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位スコットランド   1敗 勝ち点0 得失点差+2 得点0 失点2

6月11日 B組
前回準優勝で、今回予選で最後まで苦しみながら本大会出場を決めたイタリア。
楽勝が予想されながら、先に点を取ったのはチリ。サモラノのヘディングシュート
で先制。後半35分、しかしイタリアはデルピエロが直接FKを叩き込み
同点で終了する。 カメルーンはエムボマが世界にアピールする2得点、オーストリアはすっかり
ペースを乱されそのまま試合を終わる。
1位カメルーン    1勝   勝ち点3 得失点差+2 得点2 失点0
2位イタリア       1分 勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
2位チリ         1分 勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
4位オーストリア     1敗 勝ち点0 得失点差−2 得点0 失点2

6月12日 C組 D組
D組、パラグアイ対ブルガリアはどちらも点が入る様子もなく凡戦。
0対0のまま終わる。ブルガリアのストイチコフも調子は決してよくない。
C組デンマーク対サウジアラビア、
デンマークは危なげなくブライアンラウドルップが2ゴール、
そしてヘルベークのゴールで3対0。サウジアラビアはいいとこなし。
そしてついに地元フランスの登場、圧倒的な声援に後押しされる。緊張気味
に試合を進めるが、DFのテュラムがするすると抜けだしシュート、こぼれ球
をデシャンが決めて1対0、その後の南アフリカの猛攻に耐え辛勝する。
1位デンマーク    1勝 勝ち点3 得失点差+3 得点3 失点0
2位フランス     1勝 勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
2位南アフリカ    1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位サウジアラビア  1敗 勝ち点0 得失点差−3 得点0 失点3

6月13日 D組、E組
D組のスペイン−ナイジェリア、1次リーグ屈指の好カード。ナイジェリア
アムニケのゴールで先制するナイジェリアに対し、ラウルのゴールで追いつく
スペイン。しかし前半終了直前、カヌーが決めた。後半再び同点に追いつく
スペイン、イエロのミドルシュートが炸裂する。後半40分ルイスエンリケが
流し込み、ついにスペインリードを奪うが終了直前、ババンギダがゴールを決
めた。
E組、共に2002年を迎える韓国がメキシコと対戦。体力と走力にたける
韓国はついに後半10分、チェヨンスがゴールを決める。歴史的な勝利をあげた。
因縁の対決オランダ対ベルギー、ここ数年になく好調のオランダは開始早々に
ベルカンプがゴールを決める。その後も30分、そしてベルギー国籍をとった
ブラジル人オリベイラに1点をかえされた直後の70分にもゴール。
ハットトリックを達成する。
D組
1位スペイン      1分 勝ち点1 得失点差 0 得点3 失点3
1位ナイジェリア    1分 勝ち点1 得失点差 0 得点3 失点3
3位パラグアイ     1分 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点0
3位ブルガリア     1分 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点0
E組
1位オランダ    1勝   勝ち点3 得失点差+2 得点3 失点1
2位韓国      1勝   勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
3位メキシコ     1敗  勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位ベルギー     1敗  勝ち点0 得失点差−2 得点1 失点3

6月14日 F組、H組
 H組ついに日本登場、
初戦の相手は優勝候補のアルゼンチン。普段はスロースターター
のはずのアルゼンチンは完璧な仕上がり。ベーロンのミドルシュートに一歩
も動けない川口能活。前半終了間際にはバティステュータが井原と秋田の
間を独走、落ち着いて右隅に決める。後半にはクラウディオロペスにゴール
を決められる。そして最後、またバティステュータが決めた。日本のW杯初
陣はつらいものとなった。
F組
 イラン対ユーゴスラビア、ユーゴはミヤトビッチが独走からゴールを奪い
そのまま終わるかと思ったロスタイム、アリダエイが同点ゴールをたたき込む。
G組クロアチア対ジャマイカ、この一年で驚異的にテストマッチをこなし、帰化
選手を大量に送り込んだジャマイカだが、ルーズな中盤をクロアチアに好きな
ように使われる。ジャマイカのGKのスーパーセーブも飛び出すが、ボクシッチ
とボバンが得点を奪う。
H組
1位アルゼンチン    1勝  勝ち点3 得失点差+4 得点4 失点0
2位クロアチア     1勝  勝ち点3 得失点差+2 得点2 失点0
3位ジャマイカ     1敗  勝ち点0 得失点差−2 得点0 失点2
4位日本        1敗  勝ち点0 得失点差−4 得点0 失点4

6月15日 F組、G組
G組 サッカーの母国イングランド登場、初戦の相手チュニジアに対し、
   前半10分にマクマナマンが抜けだしセンタリング、シアラーが
   ゴールを決める。後半開始早々にはベッカムのスルーパスを
   受けたシェリンガムがゴール。後半30分にセリミの直接FK、DF
   タレクタベのヘディングシュートで追い上げられるがそのまま逃げ切る。
   ルーマニア対コロンビア、前回W杯では同カードルーマニアが勝った
   事から決勝トーナメントにも残れなかったコロンビア。因縁の対決。
   今回は先に点をとるコロンビア、バルデラマのスルーパスにアスプリージャ
   がゴールを決める。しかし、ドミトレスクのゴールで追いつく。
   後半は互いに決め手を欠きそのまま終了。1対1。
F組 ドイツ登場、対するは前回ホストで決勝トーナメントに進出した米国。
   ドイツは、前半30分にメラーがシュート、こぼれ球をビアホフが押し
   込んだ。そのまま後の時間、キープし続け、勝利をものにする。 
F組
1位ドイツ       1勝 勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
2位ユーゴスラビア   1分 勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
2位イラン       1分 勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
4位米国        1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
G組
1位イングランド    1勝  勝ち点3 得失点差+1 得点2 失点1
2位ルーマニア     1分  勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
2位コロンビア     1分  勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
4位チュニジア     1敗  勝ち点0 得失点差−1 得点1 失点2


1次リーグ2回戦


6月16日 A組
初戦を無難に勝ったノルウエーがスコットランドに対しても高さで圧倒。長い
ロングボールを合わせてフローが2得点、スコットランドの攻めを全て跳ね返し
2対0で勝利する。
対してブラジル、こちらモロッコを圧倒した。ロベルトカルロスが長い距離を
直接FK、ゴール。ロナウドにやっきになっている間にロマーリオに得点を許す
そして後半、集中力が欠いたDFをロナウドが2回ぶっちぎり合計4点をとる。
対するモロッコは後半終了間際にハジがなんとかゴールを決めるが試合終了。
決勝トーナメントに勝ち進む2チームが早々決まりどちらが1位かという楽しみ
に代わった。
1位ブラジル    2勝 勝ち点6 得失点差+5 得点6 失点1
2位ノルウエー   2勝 勝ち点6 得失点差+3 得点3 失点0
3位モロッコ    2敗 勝ち点0 得失点差−4 得点1 失点5
4位スコットランド 2敗 勝ち点0 得失点差−4 得点0 失点4

6月17日 B組
チリ対オーストリア、両者決め手なくスコアレス・ドローとなる。
イタリア対カメルーン、初戦勝って気をよくしたカメルーンは
先制ゴールをイタリア、アルベルティーニに奪われるがエムボマとチャミ
のゴールが決まり逆転する。イタリアは最終戦勝ち、しかもカメルーン対チリ
の結果待ちとなってしまった。カメルーンは決勝トーナメント進出を決める。
1位カメルーン    2勝   勝ち点6 得失点差+3 得点4 失点1
2位チリ       2分   勝ち点2 得失点差 0 得点1 失点1
3位イタリア     1分1敗 勝ち点1 得失点差−1 得点2 失点3
4位オーストリア   1分1敗 勝ち点1 得失点差−2 得点0 失点2

6月18日 C組
デンマークは、南アフリカ・ドクタークマロに先に点を奪われる。後半35分
敗戦の危機を救ったのは兄のミカエル・ラウドルップだった。ゴールを
奪い1対1の同点で終わる。
フランスは初戦に続きサウジアラビア戦でも点がとれず苦戦するが、
後半35分ジダンが抜けだし、ゴールを落ち着き決めて1点。
後半40分にはカランブーが混戦から押し込み2対0で勝利を奪い決勝
トーナメント進出を決めた。
1位フランス     2勝   勝ち点6 得失点差+3 得点3 失点0
2位デンマーク    1勝1分 勝ち点4 得失点差+3 得点4 失点1
3位南アフリカ    1分1敗 勝ち点1 得失点差−1 得点1 失点2
4位サウジアラビア  2敗   勝ち点0 得失点差−5 得点0 失点5

6月19日 D組
壮絶な初戦を引き分けたナイジェリアが、ブルガリア戦も爆発した。
フィニディージョージのパスを受けたオコチャがゴール。後半には
アモカチ、オリセー、そしてアムニケが決めた。ブルガリアは試合
の大勢が決してから、コスタディノフがゴール、また終了直前にペネフ
がゴールを決めたが後の祭り。4対2でナイジェリアが勝った。
スペインはパラグアイに対し、ラウルのゴールで先制。後半20分には
グワルディオラが直接FKをたたき込んだ。2対0でスペインが勝った。
D組
1位ナイジェリア 1勝1分 勝ち点4 得失点差 0 得点7 失点5
2位スペイン   1勝1分 勝ち点4 得失点差 0 得点5 失点3
3位ブルガリア  1分1敗 勝ち点1 得失点差 0 得点2 失点4
4位パラグアイ  1分1敗 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点2

6月20日 E組、H組
H組日本第二戦、惨敗の一戦目と同様、クロアチアのペースで試合は
進む。前半にスーケルに叩き込まれ、後半にはヤルニ、スタニッチに
点を取られる。試合終了間際に中田が持ち込みシュートのこぼれ球
を城が押し込むがそのまま試合終了、日本の決勝トーナメント進出
はならなかった。
 E組ベルギー対メキシコ、本大会でいつも予想以上に活躍するはずの
ベルギーだが精彩がない。しかし、対するメキシコもこれという輝き
が見られない。試合は後半15分PKをベルギーが得るが、シュートは
GKカンポスのスーパーセーブではばまれる。0対0。
オランダ対韓国、オフェルマルスのセンタリングを好調のベルカンプが
先制ゴール。ホンミョンボのミドルシュートで追いつく韓国、しかし
クライフェルトが押し込みオランダが2対1で勝った。決勝トーナメント
進出を決めた。
E組
1位オランダ  2勝   勝ち点6 得失点差+3 得点5 失点2
2位韓国    1勝1敗 勝ち点3 得失点差 0 得点2 失点2
3位メキシコ  1分1敗 勝ち点1 得失点差−1 得点0 失点1
4位ベルギー  1分1敗 勝ち点1 得失点差−2 得点1 失点3

6月21日 F組、H組
F組ドイツ対ユーゴは、静かな試合だったが、後半25分ミヤトビッチが
抜け出してゴールを決める。ロスタイムしかしドイツはCKのこぼれ球を
ハインリッヒが同点ゴールを決めた。 1対1
H組アルゼンチンはジャマイカにも容赦なく襲いかかった。クラウディオ
ロペスとオルテガが開始15分、20分にゴールを決めた。後半20分
にはバティステュータがゴールを決めた。3対0アルゼンチンとクロアチア
が決勝トーナメント進出を決めた。
F組政治的因縁を持つイラン対米国、バゲリがゴールを押し込み先制。
前半30分にはレッドカードが出て数的不利になるイラン。後半
アメリカはウィナルダのゴールで追いついた。1対1
F組
1位ドイツ     1勝1分 勝ち点4 得失点差+1 得点2 失点1
2位ユーゴスラビア   2分 勝ち点2 得失点差 0 得点2 失点2
2位イラン     2分   勝ち点2 得失点差 0 得点2 失点2
4位米国      1分1敗 勝ち点1 得失点差−1 得点1 失点2
H組
1位アルゼンチン 2勝  勝ち点3 得失点差+7 得点7 失点0
2位クロアチア  2勝  勝ち点3 得失点差+3 得点4 失点1
3位ジャマイカ  2敗  勝ち点0 得失点差−5 得点0 失点5
4位日本     2敗  勝ち点0 得失点差−5 得点1 失点6

6月22日 G組
 チュニジア対コロンビア、コロンビアはうまく試合を運び、チュニジア
に対し、リンコンとアルバレスのゴールで2対0で勝利を奪う。
イングランド対ルーマニアは互いに譲らず終わるかと思ったが後半
35分、シアラーに代わって入ったロビーファウラーがゴールを決めた。
1対0で決勝トーナメント進出を決めた。
G組
1位イングランド 2勝   勝ち点6 得失点差+2 得点3 失点1
2位コロンビア  1勝1分 勝ち点4 得失点差+2 得点3 失点1
3位ルーマニア  1分1敗 勝ち点1 得失点差−1 得点1 失点2
4位チュニジア  2敗   勝ち点0 得失点差−3 得点1 失点4

1次リーグ3回戦

1次リーグの最終戦は、駆け引きができないように同グループのチームは
同じ時間に試合をする。裏で行われている試合の結果も含めて一喜一憂する
グループが必ず出るだろう。

6月23日 A組、B組
B組カメルーン対チリ、開始早々サラスのゴールでリードを奪うチリ。
イタリアはこのままではオーストリアに勝っても上に上がれない。
前半35分デルピエロがゴールを決めとりあえずリードを奪う。
カメルーン・チリ後半20分カメルーンエムボマが強烈な同点ゴール
を奪う。その直後イタリア・オーストリア今度はオーストリアもポルスター
のゴールで同点に持ち込む。試合終了間近まで行くがここで、途中出場の
イタリア・ビエリが決勝ゴールを奪いなんとか決勝トーナメント進出を決めた。
カメルーン1−1チリ 、イタリア2−1オーストリア
B組
1位カメルーン2勝1分   勝ち点7 得失点差+3 得点5 失点2
2位イタリア 1勝1分1敗 勝ち点4 得失点差 0 得点4 失点4
3位チリ     3分   勝ち点3 得失点差 0 得点2 失点2
4位オーストリア 1分2敗 勝ち点1 得失点差−3 得点1 失点4

ブラジルとノルウエーの1位を決める決戦、ノルウエーは同組2位を狙い
消極的対するブラジルは1位になるとイタリアと戦う事になるにもかかわらず
100%の力を出す。ロマーリオ、ロナウドが1ゴールずつあげ、2−0
で勝った。
モロッコとスコットランドの対決、モロッコDFナイベトのゴールで先制、
スコットランドは得点を取ることなくフランスを後にする。1−0でモロッコ
が勝った。
A組
1位ブラジル    3勝   勝ち点9 得失点差+7 得点8 失点1
2位ノルウエー   2勝1敗 勝ち点6 得失点差+1 得点3 失点2
3位モロッコ    1勝2敗 勝ち点3 得失点差−3 得点2 失点5
4位スコットランド   3敗 勝ち点0 得失点差−5 得点0 失点5

この結果 決勝トーナメント1回戦いきなりブラジル対イタリアが決まった。
もう一つは、カメルーン対ノルウエー


6月24日 C組、D組
C組
フランス対デンマークは互いに引き分けての決勝トーナメント進出を望む
闘い。特に見せ場もなく0対0で引き分けた。会場のリヨンではブーイング
の嵐が起こる。
南アフリカ対サウジアラビアはサウジアラビアがアルムワリドのゴール
でリードを奪う。後半10分にも、アミンがゴールを奪い2−0とリード。
後半30分に、マシンガがゴールを奪うがタイムアップ。2−1でサウジ
が勝った。
1位フランス    2勝1分 勝ち点7 得失点差+3 得点3 失点0
2位デンマーク   1勝2分 勝ち点5 得失点差+3 得点4 失点1
3位サウジアラビア 1勝2敗 勝ち点3 得失点差−5 得点2 失点6
4位南アフリカ   1分2敗 勝ち点1 得失点差−1 得点2 失点4

D組
スペイン対ブルガリア、スペインがルイスエンリケのゴールで先制。ブルガリア
は精彩がない。ナイジェリアはパラグアイのアジャラにゴールを奪われる。
後半、スペインはラウルのゴールで決勝トーナメント行きを確実にする。
対するナイジェリアはカヌーが同点ゴールを奪う。そのままタイムアップ
スペイン2−0ブルガリア ナイジェリア1−1パラグアイ
1位スペイン   2勝1分 勝ち点7 得失点差+2 得点7 失点3
2位ナイジェリア 1勝2分 勝ち点5 得失点差+2 得点8 失点6
3位パラグアイ  2分1敗 勝ち点2 得失点差−2 得点1 失点3
4位ブルガリア  1分2敗 勝ち点1 得失点差−2 得点2 失点6
この結果決勝トーナメント1回戦フランス−ナイジェリア スペイン−デンマーク
が決まった。

6月25日 E組、F組
E組
オランダはメキシコも圧倒。ベルカンプが3試合連続のゴールを奪う。そして
オフェルマルスが持ち込み後半に追加点。2−0で勝つ。
韓国対ベルギー先にリードを奪ったのはベルギー、シーフォがゴールを奪う。
しかし後半ロスタイム韓国、ファンソンホンが同点ゴールを決め、初の決勝
トーナメント進出を決めた。1−1
1位オランダ  3勝   勝ち点9 得失点差+5 得点7 失点2
2位韓国  1勝1分1敗 勝ち点4 得失点差 0 得点3 失点3
3位ベルギー  2分1敗 勝ち点2 得失点差−2 得点2 失点4
4位メキシコ  1分2敗 勝ち点1 得失点差−3 得点0 失点3

F組
ドイツはイランに対し開始早々にメラーのゴールでリード。後半にはビアホフ
が加点し、危なげなく2−0で勝つ。
ユーゴスラビアはストイコビッチのスルーパスに抜け出したミヤトビッチ
がまた決めた。そして、後半にはユーゴビッチがワンツーから抜けだし2
点目を取った。米国はいいところなく2−0でユーゴが勝った。 1位ドイツ     2勝1分 勝ち点7 得失点差+3 得点4 失点1
2位ユーゴスラビア 1勝2分 勝ち点5 得失点差+2 得点4 失点2
3位イラン     2分   勝ち点2 得失点差 0 得点2 失点4
4位米国      1分1敗 勝ち点1 得失点差−1 得点1 失点4
決勝トーナメント1回戦はオランダ対ユーゴスラビア、ドイツ対韓国
となった。

6月26日 G組、H組
H組
アルゼンチン対クロアチア、は荒れた試合となった。ボバンが退場となる。
試合はクロアチア・スーケルのゴールで先制するが、アルゼンチンはオルテガ
がGKまで抜き同点、途中出場のクレスポが決勝ゴールを叩き込んだ。
2−1でアルゼンチンが勝った。
日本の3戦目ジャマイカ、初勝利に向け燃えたがバートンにゴールを許す。
後半終了間際に秋田がヘディングシュートを決めなんとか同点に追いつき
1−1で引き分け勝ち点1を挙げた。
H組
1位アルゼンチン 3勝   勝ち点9 得失点差+8 得点9 失点1
2位クロアチア  2勝1敗 勝ち点6 得失点差+3 得点5 失点3
3位ジャマイカ  1分2敗 勝ち点1 得失点差−5 得点1 失点6
4位日本     1分2敗 勝ち点1 得失点差−5 得点2 失点7

G組
イングランド−コロンビアは先にイングランドベッカムがゴールを決め先制
ルーマニアは勝てば決勝トーナメントも考えられたがチュニジアにまさかの苦戦
いいところなくスコアレスドロー。その頃イングランドは、シアラーがもう
1点叩き込む。イングランドは2−0で勝つ。
1位イングランド 3勝   勝ち点9 得失点差+4 得点5 失点1
2位コロンビア1勝1分1敗 勝ち点4 得失点差 0 得点3 失点3
3位ルーマニア  2分1敗 勝ち点2 得失点差−1 得点1 失点2
4位チュニジア  1分2敗 勝ち点1 得失点差−3 得点1 失点4
決勝トーナメントはイングランド対クロアチア、アルゼンチン対コロンビア
となった。


決勝トーナメント1回戦

6月27日
カメルーン対ノルウエー ノルウエーの徹底したロングボール攻撃、
またエムボマはマンマーカーに苦しむ。後半35分途中交代のソルスカヤ
がゴールを決めた。1対0でノルウエーが勝った。

ブラジル対イタリア 決勝トーナメント1回戦には惜しい好カード、
序盤ブラジルは優位に運ぶが逆に決定的チャンスをつかむのは
デルピエーロだった。前半15分キーパーの逆をつきうまくゴールに
流し込み1対0でリードを奪う。ブラジルは前半35分デニウソンが2人
抜き折り返し、ロマーリオがゴールを奪う。後半30分にはロナウド
が抜け出す、マルディニが引っかけレッドカード、PKを落ち着いて
ロマーリオが決めた。しかし、イタリアも後半40分ビエリが値千金の
ゴールを決める。延長突入、とどめをさしたのはディノバッジオの
ヘディングシュートだった。3−2でイタリアが勝った。

6月28日
フランス−ナイジェリア ホスト国の威信をかけるフランスは、堅い
守備でナイジェリアの攻撃を許さない。しかし、攻撃陣はシュートの
精度が悪く点が取れない。後半40分、いきなりナイジェリアカヌー
がミドルシュートを打ちこれが入ってしまう。ナイジェリアが1−0
で制した。

スペイン−デンマーク
前半20分セルジが左サイドを抜けだしセンタリング、ラウルが
シュート、バーに当たったこぼれ球をグワルディオラが押し込んだ。
後半15分デンマークはブライアンラウドルップが兄ミカエルとの
ワンツーから抜けだし、同点ゴール。延長にはいる。ここでも決着
がつかず本大会初のPKに。デンマークGKのシュマイケルが
ラウル、イエロのシュートを止め1−1(PK4−3)で勝った。

この結果準々決勝のカードは
イタリア対デンマーク、ナイジェリア対ノルウエーとなった。

6月29日
ドイツ対韓国 決勝トーナメントに進出した韓国だがドイツの壁は厚い。
前半開始早々にボビッチがゴールを決める。後半開始早々にも今度は
メラーが直接FKを叩き込む。試合終了間際チェヨンスがFKに合わせ
ヘディングでゴールを決めるが2−1でドイツが勝った。

オランダ対ユーゴスラビア ミヤトビッチが前半10分にゴールを決める
が、その直後にクライフェルトのゴールで同点。後半30分には
シードルフが高い位置でボールカット、フランクデブールに渡し
フランクデブールがゴールを決めた。終了間際、ストイコビッチの直接
FKはバーをたたき惜しくもはずれた。 2−1でオランダが勝った。

6月30日
イングランド対クロアチア
ボバンのいないクロアチアだが押し気味に試合を進める。しかし
得点はイングランド、シアラーが相手DFの前に入りコースを代え
泥臭くシュートを決めた。クロアチアはボクシッチ、スーケルと
キーパーと1対1になるがいずれもシーマンがいい飛び出しを見せ
おさえた。後半35分スタニッチがボールを奪い今度はキーパー
の上をループシュート、これが見事に決まり同点となる。
延長の一進一退の攻防でも決着がつかずPKへ。ボクシッチ、
アサノビッチが大きくはずし、1対1(PK4対2)でイングランド
が準々決勝に進んだ。

アルゼンチン対コロンビア 一次リーグの好調そのままにアルゼンチン
は、クラウディオロペスの抜けだしをバティが決めた。後半にも
シメオネがこぼれ球を押し込みゴール、後半40分にはセンシーニ
のヘディングシュートでゴールを奪った。3−0でアルゼンチンが
勝利をものにした。

準々決勝のカードは オランダ対アルゼンチン イングランド対ドイツ
となった。


決勝トーナメント・準々決勝

7月3日 
ナイジェリア対ノルウエー
ナイジェリアは後半5分にアムニケが抜けだしゴールを決める。
ノルウエーは、フローが同点ゴールを30分に奪う。
しかし直後にウエストがCKからヘディングシュートを決めて
ナイジェリアが2−1でアフリカ初のベスト4進出した。
イタリア対デンマーク、イタリアは後半35分デルピエーロが
得意の左のデルピエーロゾーンからゴールを決めた。1−0
で辛勝した。

7月4日
オランダ対アルゼンチン、オランダは前半25分好調のベルカンプが、
得点ランキング単独トップに立つ6点目を上げリードを奪う。
アルゼンチンはCKのこぼれ球をバティステュータが同点ゴールを
前半40分に決め同点に。後半10分、アルゼンチンクラウディオロペス
が逆転ゴールを決める。そして、怒濤のオランダの攻撃に耐えた
アルゼンチンは逆に速攻でバティステュータがこの日2点目を決めた。
3−1でアルゼンチンがオランダを下した。
 
イングランド対ドイツは静かな前半戦、一転後半イングランドはベッカム
のロングクロスに合わせた途中出場のファウラーが先制ゴールを
決める。しかしドイツは後半40分ヘスラーのゴールで同点に追いつく。
延長戦へ。延長後半10分にビアホフが決勝ゴールを決め、2−1で
ドイツが準決勝に進んだ。
準決勝は イタリア対アルゼンチン、ナイジェリア対ドイツとなった。

決勝トーナメント・準決勝

7月7日イタリア対アルゼンチン
イタリアは開始早々先制ゴールをビエリが奪う。
対するアルゼンチン、オルテガが前半40分ドリブルからゴール。
後半25分ついにイタリアはインザキがもつれながら
逆転ゴールそのままタイムアップした。

7月8日ナイジェリア対ドイツ
ドイツはビアホフが先制点を前半に奪う。そのリードを活かし、
ナイジェリアの攻撃をかわし続ける。しかしロスタイムにカヌーが
ゴールを奪った。延長で点をとったのはまたしてもカヌー、
ナイジェリアが奇跡の決勝進出を遂げた。

決勝トーナメント・3位決定戦

7月11日 アルゼンチン対ドイツ、バティステュータに得点王を
とらせようとアルゼンチンはボールを集める。対するドイツは若手
を中心に迫力がない。バティは前半10分にヘディングシュート、
後半35分にもシュートを決めた。2−0でアルゼンチンが勝った

決勝トーナメント・決勝

7月12日 イタリア対ナイジェリア
イタリアが前半35分インザキのゴールでリードを奪う。対する
ナイジェリアは後半30分、またカヌーが同点ゴールを放つ。
そして、後半40分、カヌーのパスを受けたババンギダがシュート
を打ちゴールを決めた。ナイジェリアが初のW杯チャンピオンに輝いた。


実は、私は優勝の本命はナイジェリアではなく、そして欧州のチーム
でもなくアルゼンチンなのですが、こうやって文章を書いていくと、
カヌーの笑顔を数多く見たいと思い優勝してしまったのでした。
日本があっさり負けているのはどういう事か、それについては
コラムcl13の文章を読んでください。
この文章を最後まで読んでくれたあなたはすばらしい。さあ、
自分でもやってみてください。

ではでは^_^
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